ボギーの悪趣味音楽作法

「ヨコチンレーベル」代表。ボギー弾き語りのほか、バンド「ボギー家族」「nontroppo」「東京ノントロッポ」「奥村靖幸」。イベント「ハイコレ」「ラウンジサウンズ」主催。などなど、日々を祭りのように生きるボギーの日常をレポするブログ。 ヨコチンレーベル http://yokotin.xyz ボギーのTwitter @BoGGGeY ボギーのインスタグラム @yclabel_bogggey 息子のブログ「モンド今日の絵」http://mondo-art.blog.jp/ 娘のブログ「今ちゃんぽ」http://imachanpo.blog.jp/

「ヨコチンレーベル」代表。ボギー弾き語りのほか、バンド「ボギー家族」「nontroppo」「東京ノントロッポ」「奥村靖幸」。イベント「ハイコレ」「ラウンジサウンズ」主催。などなど、日々を祭りのように生きるボギーの日常をレポするブログ。
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9月3日(日)。

サンセットライブ二日目。
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今年のサンセットは二日間とも見事な快晴!気持ちいい風も吹いてて、今までで一番すごしやすいコンディションかもしれない。 
 

サンセットライブ夕凪ステージ二日間のオープニングはあかおかずのり&ボギー。「ふねのうえ」から「ナイトクルージング」を即興交えて歌った。「♪今日ここで巻き起こることを見逃さないで~」

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そして恒例になってきたLove samba DEESとのゲリラパレード!
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ビーチからスタートして食堂エリアを練り歩き、お客さんをダンスで巻き込みながら再び夕凪ステージへと戻る20分間。
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いかれたチンドン屋みたいで最高に楽しい!

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夕凪ステージにバンバンバザール、百戦錬磨の盛り上がり。福島さんも黒ちゃんも今は福岡在住だから地元枠!
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間髪入れず夕凪名物ODORUいんどじん!
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このダンスを踊りたくて集まってくる人は年々増加!ビーチがインドに変わる瞬間!!みんな踊りまくる!!
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モンドの似顔絵屋さんはこの日も大人気、たくさん描いた。
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ボギーと同い年、ドイサイエンス清田くんをモンドが描く。思わず吹き出すほど似とる。
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こうやって見ると清田くんもおじさんになったなぁ(笑)。
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モンドは似顔絵の合間、何かに取り憑かれたように一日中いろんな場所にめちゃ深い穴を掘りまくるモンド。掘っては埋め、また別の穴を…。
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モンドになぜ穴を掘ってるのか聞いたら「集中して掘ってると気持ちよくなる」のだそう。ほんとにこの子、天才かもしれん...。

 

静かに静かに音を奏でるjan and naomiは、ビーチステージのサウンドチェック音や食堂エリアの雑踏の中にある夕凪ステージ向きではない集中力を要する音楽なのに、なぜ実行委員は夕凪に組んだのだろうか?昨年の青葉市子ちゃんのときもそうだったけど、なんだか申し訳ない気持ちになる。

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その直後チャゲアスを熱唱するちゃげあすかっ!?のステージになだれ込み!このめちゃくちゃさが夕凪ステージの醍醐味!
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まじで本物のチャゲアスだと思って集まってきた人も何人かいるかもしれないってほどのクオリティと集客力!たった10分間のステージなのに夕凪ステージはみるみる人で溢れかえる!

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夕凪ステージにサーフミュージックのレジェンドTom Curren&西藤ヒロノブ、急遽ドラムに玲葉奈さんが飛び入り出演!直前になってドラム叩いてよとムチャ振りされたらしい(笑)。こーいうサプライズも夕凪ならではの展開。
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合間を縫って家族でフェス飯も堪能。パエリア、ジャークチキン、などなど。ちなみに缶ビールは二日間で20本飲んだ。ツーフーのことは忘れさせて(笑)。

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夕暮れがせまる。サンセットライブのゴールデンタイムはまちがいなくこのサンセットの瞬間である。夕凪ステージはLove samba DEES+あかおかずのり+ボギーで祭りの総仕上げ!!!
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まずはLove samba DEESの「サンセットのうた」。毎年、総勢20名で熊本からバス一台チャーターしてやって来てくれる彼らのサンセット愛が爆発した音楽!演奏もバッチリだけど、彼らは楽曲の良さも光ってる。

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そんなラブサンの演奏をバックに歌うあかおかずのり「マイクロフォン」が熱い。この歌の通り、始まりはあかおさんが「ここにマイクを1本立てさせてください」とサンセットに懇願して生まれたのが夕凪ステージである。最初は機材も装飾も全て持ち込みだった。
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続けてラブサンをバックにボギー「カーニバル」!フェス用にアレンジされさらにアッパーな祭り曲となった!「♪山の神~海の神~今年もほんとにオブリガード!」がぴったりハマるシチュエーションだ。
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ノントロッポは今年のサンセットには出なかったけど、ラブサンがカバーした「ナイトオブトロピカリア」で大爆発!お客さんは巻き込まれるようにどんどん増え開放的に踊りだし、舞い上がる砂埃の中、狂喜乱舞のお祭り騒ぎに突入!!!

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音楽がなにもかも解放し歓喜が大爆発する瞬間をこの夕凪ステージで何度も見てきた。これが音楽だ!ここが音楽だ!と大きな声で叫び続けた。
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興奮のるつぼと化した夕凪ステージの最後を飾るは「贈る言葉」、毎年これできまり。
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たくさんの手が伸びてきてワッショイ!ワッショイ!とボギーとあかおかずのりが天高く胴上げされ、サンセットの夏が終わった。
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サンセットライブ、25周年おめでとうございます!!例年より花火の量が多い多い!!
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怒涛の二日間を終え後片付けをしながら話す。泥のように疲れ果てても、楽しい気持ちが優ってる限りは俺たちこのステージ続けるんだろうね。お互いそれぞれの一年を励み、また来年も夕凪ステージで会おう。
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 今年も二日間にわたり夕凪ステージを盛り上げてくれた出演者の皆さんありがとうございました!そして、毎年この場所をボギーとあかおに任せてくれるサンセットライブに大きな感謝を!
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さあ!サンセットが終わったら次は「ヨコチンロックカーニバル」だ!!一年でいちばん熱く燃える日がやってくる!!!

「ヨコチンロックカーニバル2017」 
10.9(祝)@ブードゥーラウンジ
開場14:00 開演14:30 終演24:00
¥2,500(¥3,000)+1drink order
出演)
KING BROTHERS(西宮)
クリトリック・リス(大阪)
ドラ☆美保(東京) 
Conti(東京)
酒井少年(東京) 
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オクムラユウスケ&Notsports
THE VOTTONES(田川) 
佐伯市民(佐伯)
カシミールナポレオン(魔界)
ナヤミ(山口)
山本初子(防府)
乾いて候(大牟田) 
九州ROCKERS
バービーボーイズ(嘘) 
漢方先生
秋風リリー 
ポカムス 
ほか!
FOOD)マサラワーラー
DJ)ボギー 
 
詳細はこちら。
http://bogggey.blog.jp/archives/71132902.html 

9月2日(土)。

「サンセットライブ」初日、初めてサンセットに出たのが2001年だったからもう17年もお世話になっていることになる。今年も家族5人でここに来れてることが嬉しい。
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そして夕凪ステージは2010年にスタートした。あかおかずのりとボギーでプロデュースしているいちばん小さいこのステージは、年々音響も装飾もパワーアップしてきた。さあ、ここがはみ出し者たちの城だ。
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今年はステージの真ん中からニョキニョキと太陽に向かって木が生えていて、とても生命力を感じる装飾になっている。
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夕凪ステージを愛してくれるTシャツ屋さんの檀健さんがなんと夕凪ステージのTシャツを作って15着もプレゼントしてくれた!
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夕凪ステージは、吉永政巳のステージから始まった。

続くはローホーさん、ギター一本で血の通った素晴らしいステージング!

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音楽もだけど、彼は話しててとてもいい人間だと思った。来年もサンセットに出れるならまた夕凪ステージに出たいと言ってくれたのも嬉しかった。

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あかおさんのステージは、ストレートなメッセージをきちんと届ける。そんなステージを袖から見つめるあかお家の子供たち。小さいときから夕凪ステージで毎年会ってるけど、みんな成長したなあ。
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うちの子たちは芥屋海水浴場に到着するなりひたすら遊びまわり大はしゃぎ。
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もーすぐボギー家族ライブはじまる時間になっても戻ってこないので慌てて捜索したら、テンちゃんが立ち入り禁止の岩場で遊んでおり、ボギーからゲンコツ。

 

でも、ライブはじまるとちゃんとライブモードに切り替わる子供たち。家族ツアーですっかり頼もしくなった。新曲「酒がねえ」も披露(笑)。
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タコ踊りでは盆踊り大会に!
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夕凪ステージの横ではモンドは似顔絵屋さん、次々とお客さんが来てくれて、今日は21人描く。

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紫川カナシミ合唱団(仮)はすでに解散していたけど、夕凪ステージに誘ったらあっさりと再結成してくれた。おれはこの人たちの何するか分からない所にいつも期待している。
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ライブ開始早々にパイプ椅子ごと転倒するりんごちゃん、アッという間に水着になりダイブするあぁちゅ、お前もバカになれと叫ぶ松浦くん。初めて紫川カナシミ合唱団を見た人は「なんじゃこれは!?」と思っただろうね(笑)。
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たったの15分しかないステージに全力で詰め込んで最後は土下座して終わった紫川カナシミ合唱団(仮)。打ち上げ花火みたいだった。
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そして一番楽しみな時間帯、オクムラユウスケ+内村耐寒から秋風リリー、そしてザ・ボットンズのバトンリレーがこの日の大トリ!

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オクムラユウスケ+内村耐寒の躍動感!生命力!もう言葉はいらん。
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鬼神のようにドラムをぶっ叩く耐寒さん、このあと20年以上使い続けてきたキックペダルが折れたんだそう。

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今ちゃんがずっとステージに向かってシャボン玉を吹いていてそのギャップが実に夕凪らしくて面白かった。
 

間髪入れず秋風リリーの金粉ショー!!
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夕凪ステージはいかがわしさ満点、サンセットライブの中に突如現れた放生会の見世物小屋みたいな風情。

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そして最後はザ・ボットンズでロックンロール大暴動!
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ふーは叫んだ「おれらもあんたらと同じ赤色のリストバンドですよ!」。そう、夕凪ステージに出てる地元バンドは出演者リストはもらえない。アーティスト専用の楽屋にも入れない。もちろんギャラもない。だからこそ、燃える。
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ビーチステージでは眩しいほど大人気のサチモス、向かい合わせの夕凪ステージでは最下層のボットンズ。このシチュエーションは否が応でもギラギラしてしまう!仁義なき戦い!!
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夕凪ステージの初日、大暴れして痛快に終了!普段、陽の当たらないライブハウスでライブしてる地元バンドが、太陽の下でクソッタレとばかりに爆発する場所がサンセットライブの夕凪ステージだ。

 

おれはいっそここを「クソッタレステージ」と名付けてもいいと心の中で思ってる。

 

 

この日、夕凪ステージでオクムラユウスケや秋風リリーやボットンズを見てウオー!スゲー!と盛り上がった方は、この日全員来たが良いですよ。


10.9(祝)「ヨコチンロックカーニバル2017」@ブードゥーラウンジ

詳細はこちら!

http://bogggey.blog.jp/archives/71132902.html


8月26日(土)。

今日は能古島で開催されてるフェス「イスラ・デ・サルサ」に出演、ボギーひとりで行く予定だったけど、テンちゃんを連れて行った。
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ビーチに到着するなりパンツ一丁で海に飛び込むテンちゃん(笑)。

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そのまま夕暮れまでひたすら海で遊び続けるテンちゃん、おれは出番までまったりビール。
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イスラ・デ・サルサには3つのステージがあった。一番大きなメインステージと、
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海の家の中にあるまったりしたステージ、
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ボギーが出るのはビーチにあるSKYステージという3メートルくらいのやぐらだ。立つと怖いくらいの高さである。

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ここでつい数分前までサルサを踊りまくっていた水着のお姉さんたち、
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ボギーが始まるまでの数分間のあいだに全員いなくなっていた…(泣)。

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負けじ魂に火がついて、おれ高いところ苦手なんだけど、結局ステージから飛び降りないと気が済まない性格のせいでこのあと3メートルの高さから飛んだ(笑)。
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イスラ・デ・サルサはその名のとおりラテンやサルサがメインのフェスだけど、ボギーがやった曲は「カーニバル」「ERIMO岬」「贈る言葉」!完全アウェーでも最終的に胴上げまでキメたったぜコンチクショウ!!

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ただ、この胴上げをされている最中に耳を疑うような言葉がきこえた。「このまま落とそうぜ!」という男の声だった。ボギ八先生の胴上げはいつだって愛で包まれているので、みんな落とさないよう必死で支えてくれるし、おれはそんなみんなを信頼し身体を完全にゆだねている。そういう気持ちで繋がっているとてっきり思っていたから、「このまま落とそうぜ!」と言う男の声には身体が硬直するほどゾッとした。そしてチラリと横目に写ったのは、片手に火のついたタバコを持ち、もう片手で胴上げをしている男の姿だった。顔は笑っていた。

幸いほかのみんながボギーを落とさないようにそっと降ろしてくれたけど、この言葉はとてもショックだ。いままで何百回と胴上げされてきたが故意に落とそうとする人はいなかった。本人は軽いシャレのつもりだろうけど、ぜんぜんシャレにならない。落ちどころが悪ければ骨折、ヘタすりゃ死ぬかもしれないからだ。

この日はライブ後「最高でした」とか「面白かったです」とかたくさんのお客さんに声をかけていただいたけど、「このまま落とそうぜ!」といういじわるな声は、ずっと頭にこびりついたまま離れなかった...。

 


 
個人的にはモヤモヤを抱える結果になってしまったが、「イスラ・デ・サルサ」自体はとても雰囲気がよく、ラテン、サルサ、フラメンコ、などなどいろんな踊りを堪能。プロのダンサーはやはりすごい。
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陽が落ちてくるとお客さんの多くが「踊るため」にこのフェスに集まっていることに気付く。しだいに能古島の浜辺がまるで異国の秘境みたいな光景になっていた。ステージの上も下も水着の熟女たちが官能的に踊っていた。これはすごい祭りやな。
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なんでテンちゃんだけ連れて行ったかと言うと、リズム感の良いテンちゃんにいろんなリズムを聴かせたかったのだ。食い入るような目でステージのパーカッションをジッと見ていた。

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初めて参加させてもらった「イスラ・デ・サルサ」、面白い経験をさせていただいたと思う。
 

さあ、次はいよいよ「サンセットライブ」だ!今年も夕凪ステージが嵐を巻き起こすー!

8月24日(木)

この日は朝の9時半から遠賀川でとあるプロモーション映像の撮影。猛暑の中で約5時間、まじで暑かった。
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灼熱の遠賀川から移動し夜はgigiで「ボギー家族レコ発まつり」だった。一ヶ月間の長旅にこれでやっと一区切りつけれる安堵感はある。
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モンドくんの似顔絵屋さんは、アルコールメモリーズのレコーディングの時にスティールパンで参加してくれた南里さんや、カローラ福岡のCMを監督したボブさんなど来てくれた。
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びっくりしたのは今ちゃんの絵がこの一ヶ月間でめちゃくちゃ上達してること!すごい良いタッチで似顔絵を描く。

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ライブにもたくさんの友人が来てくれて嬉しかったけど、21の頃に初めて組んだバンド「ひまわり」のじょんがらジョンが来てくれたのは久しぶりの再会でめちゃ嬉しかった!

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あと八重モンのよしとが奥さん連れて来てくれたのもうれしかったなあ。よしとの顔みると無条件でおれはハッピーになれるのだ。
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ボギー家族ライブは、実際レコーディングで使用したgigiのガットギターを弾き、ガーデナーズのボニーがフィドルで加わり、PAはフォークイナフ井上さん。つまり、かなりアルバムを再現した環境でやれたわけだけど、レコーディングした二ヶ月前よりグルーヴ感は確実に増していたはず。
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この一ヶ月間の旅の成果をすべて放出するかのようなパフォーマンスを子供たちひとりひとりがやってくれた。びっくりするほど5人の歯車がガッチリと噛み合えて間違いなくこの夏のベストライブ!

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20年以上前にひまわりで演奏してた「戦争ワルツ」をいま家族で演奏してる。それをひまわりのジョンが客席から見てくれてるのはなんだか胸がアツい。

 

そして全国ツアーで一度もやれなかった今ちゃんの「はっぱのうた」も突発的にまさかのアレンジでやることができたし(笑)。アルバム全曲+αやった。アッという間の一時間半。

 

もちろん最後はボギ八先生!
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胴上げでフィニッシュ!
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この夏おれは何回胴上げされたことだろう(笑)?


<ボギー家族セットリスト>
1、ストリーキング
2、おさんぽ
3、息子
4、ぼくとはと
5、はっぱのうた
6、カントリーロード
7、クリスマス
8、戦争ワルツ
9、たこ踊り
10、バカになりましょう
11、星のOHAKA
12、家族のうた
13、ロックンロールのうた
14、贈る言葉
  


終演後はCDがたくさん売れたり、プレゼントやお花もいただいたり、地元で応援してくれている方々がいるということが本当に心強く感じる一夜だった。
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このレコ発ライブをもって夏休みボギー家族ツアーは全行程を終了しました!!やり遂げたという充実感はもちろんある。でも、家族の旅はまだまだ終わりじゃないし、翌日からまた音楽を奏でるような日常生活に戻る、ただそれだけの話。温かく見守ってくれた全国の皆さんありがとうございました!

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打ち上げは三輪商店へ。ジョンもよしともニシくんもボニーも一緒!最高に良い打ち上げだったので全部おごっちゃったよ。もちろん「あんちゃんがもし売れたらオイラ使ってくれよな」とビートたけしのマネしながら(笑)。

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今後のボギー家族は怒涛のフェス出演が続々と決まってます!会いに来てね!!


9.10『いのくにロックフェス』田川

10.21『ボロフェスタ』京都

10.22『トヨタロックフェス』愛知

10.28『暮らしと音楽』山口
http://bogggey.blog.jp/archives/72111543.html 

8月20日(日)。

日曜は宮崎のえびの市文化センターにて「夏休みボギー家族ツアー」の番外編ということで行った。
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車がないと行けないような場所にどーんと建っており、めちゃくちゃ広々とした施設の中に4人の職員さんが待ってくれていた。最初ほんとにここでやっていいのかな?という感じだった。

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えびの市文化センターはたまに音楽のイベントも開催しているが、カラオケ大会や舞踊みたいな無料の催しには人が集まるけど、よく分からないものにはどんなに素晴らしくても人が来ないと館長さんは嘆いていた。
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今回、ボギー家族を呼んだのは館長さんにとってかなりの攻めだったと思う。

 

「お客さんが集まらなくてすみません」と館長さんは申し訳なさそうに何度も詫びる。そのたびに自分のほうこそ知名度なくて申し訳ありませんという気持ちになる。ボギー家族のライブをえびの市の人に見て欲しいという一心で呼んでくれた館長さんの気持ちには全力で応えたい!

 

ただ、ボギー家族ツアーを終えた日から声がガラガラにしわがれてしまっていた。戴いた地元のイモ焼酎「明月」をお湯割りにして喉に魔法をかける。本番までに声が出るようになるだろうか。

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モンドくんの似顔絵屋さん最初のお客さんは鹿児島のニシくん。
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似顔絵を描いてもらったあとテンちゃんや今ちゃんに連れ回されてた(笑)。
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ニシくんはずっと大きな病気と闘っているが、目の前に現れるときはいつも笑顔である。この夏の家族ツアー一発目の広島にも鹿児島からはるばる来てくれていた。家族をずっと応援してくれているかけがえの無い存在なのだ。

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モンドの似顔絵屋さんはとても広い畳の間でゆったりと描いた。
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鹿児島や熊本など遠方から来てくれた人もたくさんいて嬉しかった。
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夕方からボギー家族ライブスタート。おれの声はやっぱりズタボロのまま、でもおれのパートを家族みんなが一緒に歌って支え合ってくれたおかげでなんとか乗り切ることができたかも。

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歌い始めの夕方はまだ蝉がミンミン鳴いてたのに、日が暮れて暗くなると蝉の声がコオロギや鈴虫の鳴き声に変わっていることに気が付いた。ガラガラの声で「家族のうた」を歌いながら背中で秋を感じる一夜だった。

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ロビーのくるくる回るイスに座ったお客さんたち、「カーニバル」のとき「みんなイスごと回れー!」と叫んだら子供たちはなんの躊躇もなく回り出した。大人はひとりだけ回ってくれた。もし全員が回ってくれたらこの夜の景色はもっと輝いたに違いない。

 
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シャイなお客さんたちがアンコールの拍手を戸惑っている。なんとしても「贈る言葉」で胴上げしたい館長さん、ニシくん、スケサクなどが拍手しはじめやや強引な流れでボギ八先生が始まった(笑)。やっとシャイなお客さんたちとひとつの輪になれた瞬間。
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めでたく胴上げ!
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シャイな町だからこそ館長さんはボギーを起爆剤として呼んでくれたんだろう。次は喉のコンディションも万全にしてもう一度挑戦したいなと思った。

 

打ち上げで連れてってもらった「いその家」で食べた鳥刺しがものすごーくウマかった!
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えびの市のみなさんありがとうございました。本当にお世話になりました!

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