ボギーの悪趣味音楽作法

「ヨコチンレーベル」代表。ボギー弾き語りのほか、バンド「ボギー家族」「nontroppo」「東京ノントロッポ」「奥村靖幸」。イベント「ハイコレ」「ラウンジサウンズ」主催。などなど、日々を祭りのように生きるボギーの日常をレポするブログ。 ヨコチンレーベル http://yokotin.xyz ボギーのTwitter @BoGGGeY ボギーのインスタグラム @yclabel_bogggey 息子のブログ「モンド今日の絵」http://mondo-art.blog.jp/ 娘のブログ「今ちゃんぽ」http://imachanpo.blog.jp/

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2月28日。 

コピくんの家で目を冷ます。コーヒーを飲みながらまったりといろんな話をした。ツアー中、人の家に泊まるのが好きだ。いろんな話ができるしね。結婚、子育て、仕事と忙しくてしばらくイベントから遠ざかっていたけど、これからはマイペースでも続けたいとコピくん。がんばってね! 

ゴトウイズミちゃんと合流し、今日は伊勢まで電車移動。まずは乗り換えで降りることになる鶴橋で焼肉ランチ!精力つけて伊勢に向かうぜ! 

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鶴橋の街はプチ韓国だ、ソウルというより釜山の感じ。蟻の巣のように狭い路地と路地が交差し合い、びっしりと韓国の食品店や洋品店が並ぶ、活気がすごい溢れてる。 
今日世話になる伊勢のトーマスにお土産を物色中、一際元気で勢いあるキムチ屋のおやじにつかまった(笑)。次々と試食させられるがどれもこれもめちゃくちゃ美味い!!そしておやじの接客パワーがハンパない!「この接客パワーはボギーくんのライブにも通じるよね」とイズミちゃんに言われた(笑)。 

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結局、長芋のキムチをお土産に買ったんだけど、ツアー最終日なら我が家用にも買いたい所だ。 


もりもり元気になって、いざ伊勢へ! 
イズミちゃんとのんびり電車の旅。お互い昼寝したり携帯みたり、自由時間(笑)。こういうな〜んでもない時間があんがい貴重なふたり。 
イズミちゃんはノートパソコンを広げて昨夜のレポをブログに打ちはじめたけど、急にピタッと動きが止まって、そのまま眠ってた。 

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伊勢に到着!!! 
駅前にトーマスが車で迎えに来てくれた、約1年ぶりの再会!イエー! 

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トーマスはハーフで、見た目は完全に外人だけど、日本語しかしゃべれない。 
ヨコチンレーベルの熱心なファンで、過去の作品も通販でほぼアーカイブしているというかなりの変わり者なのだ(笑)。 
唯一持っていないと言う初期ボギーのカセット作品「ロックミーベイベー」(廃盤)がどうしても欲しいと言うので、特別にダビングして持っていったら、すっげー喜んでた(笑)。 

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この作品はいろんな洋楽のカバーを歌詞もメロもうろおぼえで適当にやってて...ほんとヒドイんだけど、サイモン&ガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」をデス声でやってたり、今聴くとなかなか面白いかも。 




さて、トーマスの車で20分ほど走る、どんどん人里離れて行く。「着きましたー!」と降ろされたのは、こんな場所....。 

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見事に何もねぇ!!!!! 


ライブ会場はここ、はいそーです、古民家です(笑)。 

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今夜は、会場が“トーマスの家”というボギーの音楽活動史上もっともアットホームな会場なのだ!家やし、アットホームなのあたり前やけど。 

座布団が敷き詰められた居間に、スピーカーとPAシステムが持ち込まれてた。大胆にも開けっぴろげに解放された居間から、サウンドチェックの音がのどかな野外に放たれまくってた。すげえな、苦情とか無いんだろうなあ〜、まわりに家が無いから(笑)。 

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お庭でイズミちゃんがのんびりアコーディオン弾いてる。それだけで絵になる風景。 

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奥さんのきよみちゃんは4月末に出産をひかえ、大きなお腹で出迎えてくれた。カレーの美味しそうな匂いがプ〜ンとする。 

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トーマスは準備でいろいろ動き回ってた。飲食メニューもすべて手作り。まじでホームパーティー感がハンパない。ていうか、ホームパーティー!!! 

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車ないとぜったい来れないへんぴな場所だし、お客さん集まるんかなあと心配したけど、日が暮れだして、人がぞろぞろ集まって来た。パッと一目見ただけで“くせ者”ぞろいな匂いがする(笑)。もうすぐはじまるよ!わくわく。会場内はずっと「たま」が流れてる。いや、来たときからずっと「たま」しか流れてない。ひたすら落ち着くな〜。 


トーマスのライブからイベントはスタート!仮面をかぶったトーマスがみんなにも仮面を配る。手作りの絶妙なセンスの仮面をみんながかぶってる光景は、ホームパーティーというか.....密教??? 

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この始まり方は超絶に面白かった!家ライブの演出としては最高のアイデア!!こーいうの大好きな俺もイズミちゃんもいっきにテンションあがるー。 

さらにフードメニューとして出された三種のカレーセットが感動的な美味さ!特にきよみさんのチキンカレーは激ウマ!これで700円(出演者は600円)。もしも福岡に店があったら通いたいレベル!! 

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地元の対バンの方々も実に味わい深かった。 
アンビエント+ノイズの陰にダブ〜ニューウェイブがギラリと潜むカワノモトムさんのエレキギターソロ。外村伸二さんは伊勢の重鎮らしく、「恋・コーヒー」という歌はカラオケにも入っているらしい、すげえ。フォーキーな歌と人柄でついウトウトと気持ち良くなってしまった。退屈だからウトウトしたんじゃなくて、本当に気持ち良いからウトウトしちゃうんだ。 


このあと映画「地下音楽現場物語」上映。みんなでお茶の間で観てる感じが面白い。真剣に観てくれてた。特に忍者みたいな格好した伊賀からやってきたオニーサンに「めちゃくちゃ感動した」って言ってもらえたのは嬉しかったが可笑しくもあった。 


トーマス家の雰囲気にすっかりごきげんのイズミちゃんはこのツアーで最も派手なキャバレー衣装を選んで出てきた(笑)!男性陣がウヒョー!と色めき立つ(笑)。 

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この日のイズミちゃんは昨夜のライブを払拭するようなギンギンのステージパフォーマンスだった。セクシーラップをしたり、即興でトーマス家についての歌を歌ったり、外までみんなの大きな笑い声が聞こえてた。 

おれはというと、ちょっと家の外に出て空気を吸っていた。トーマス家の大きな猫ちゃんのいる部屋に半日いたために、猫アレルギーが出てきて、胸がひゅーひゅー言いはじめてたのだ。珍しいけどたまになる。もう克服したと思って安心してマスク付け無かったのがまずかったな。 


でも、自分のライブ前にはかなり治まったので、ライブは問題なくやれた。とっても楽しくやれた。やっぱり部屋で歌うのが一番いいな。演る側も聴く側もリラックスできる。「うんこ」や「カーニバル」でモリモリ盛り上がっとるけど、もう24時だよ(笑)。 
トーマスは「贈る言葉」で最後に胴上げしたかったみたいだけど、たぶんこの部屋でやったら天井か床に穴が開くってば(笑)。 


打ち上げももちろんトーマス家。そのままお客さんたちとの宴会がはじまり、ひとりずつ帰ったり、寝つぶれたりしていく。面白かった。 

伊勢の小さな小さなシーンの中に、あまりに個性的キャラが集まってた夜。トーマスをはじめ、のび太、伊賀の忍者、長すぎるドレッド男、うんこビーチ、死神みたいな絵描き、モデルみたいなおねーさん、伊勢の重鎮シンガー、などなど。大抵が絵描きかミュージシャンかイベント屋だ。 

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福岡みたいにバンドもいないし、ライブハウスも無いし、練習スタジオも無い。ツアーで回って来るミュージシャンもあんまりいない。そんな場所だからこそ、みんな“面白いこと”に飢えてるし、人と人の繋がりが温かい気がする。「な〜んもない街だから」っていいつつも、なんだか楽しそうなのだ。 

東京や大阪みたいに情報発信の中心地になってる大都市や、福岡や広島みたいにそこそこ何でも揃ってる街には無いものが、ここにはある気がする。 


トーマスやそのまわりの仲間たちが作ってるような手作りの小さな小さなシーンみたいなものは全国各地にあるんだろう。本当に面白いものはきっと人知れずこっそりとある。全国に。 

おれとイズミちゃんはそんなシーンと出会うために今回のツアーを組んだのかもしれない。きっとそうだ。はっきりとその目的を確信できた気がする。 

「地下音楽現場物語」をここで上映できて良かった! 


これから伊勢にツアーにいくミュージシャンはトーマス家で決定だね(笑)。 



ちなみに、トーマス家のすぐ近くにはかつて「元祖国際秘宝館」があったらしく、伊勢名物と言えば「赤福」か「元祖国際秘宝館」だったらしい。閉館後はそこら中の路肩に蝋人形の首やらが廃棄されてたんだって。おおお....勿体ない。 

これは当時テレビで普通に流れていたと言う秘宝館のローカルCM。三重の人ならみんなこのメロディ歌えるらしい(笑)。 

「元祖国際秘宝館」テレビCM 




そんな面白い話をいろいろしながら面白くて温かい夜は更けていく、おれはいつしか毛布をかけられて眠っていた。 

2月27日。 


朝6時、フェリーは大阪の泉大津港に到着。まさかの宴会で盛り上がりすぎたので、あんま寝れんかった。神戸に移動しコピくんと再会!そのままコピくん家で2時間ほどぐっすり寝る。

お昼はコピくんおすすめのカレー屋さんに連れてってもらった。お店の名前忘れちゃったけど、店内オシャレで、カレーもスパイス効いてるけど優しい味して美味しかった。 

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コピくんは、かつて福岡に居て「ナンジャカ」というバンドで活動していた。いまは神戸で働き、結婚し、子供もいる。ずっと前からボギーを神戸に呼びたいと言ってくれてたので、やっと行けてとても嬉しいのだ。 


今日からゴトウイズミちゃんと合流し、映画「地下音楽現場物語」の上映ツアーが始まる。ここんとこ毎月のようにイズミちゃんとは会ってるので、まったく新鮮さは無いが、安心感は生まれてる。「やあ!」「おっす!」って感じ。 

会場のspace eauuuはとっても名前が読みにくい、スペース・オーと読むらしい。呑み屋が並ぶ路地の小さな雑居ビルの3Fに、ここだけめっちゃオシャレな空間で驚く。店長さんもオシャレだ。(ちなみに2Fに入ってるバーはめっちゃダサい...。) 

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基本はギャラリー&カフェ&バーだけど、たまにアコースティックやアンビエントミュージックのライブイベントもやっているらしい。モンドのポストカードも1ヶ月間販売してくれてた。 

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さらに驚きはスピーカーが12面体のオシャレなかたち!音も立体的で、演奏しててとても気持ち良い。良いライブやれそうだ。 

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コピくんの奥さんと1歳になる娘ちゃんを連れて少しだけ会いに来てくれた。
かわいいな〜。ボギーが抱っこしたら泣いちゃった(笑)よしよし、女の子はすこし人見知りなほうが安心だよね(笑)。

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サクサクッとリハを済ませてとりあえず前打ち上げ、カニコーセンくんとコピくんと、名物だと言う味噌だれで食べるギョーザ屋さんに行く。味はまあまあ。やっぱギョーザは酢醤油+ゆず胡椒が最高だと思うな。 

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前打ち上げ二軒目、大衆酒場で呑む。酢ダコとおでん。そして焼酎お湯割り。やっぱり前打ち上げは気分が高まる。もうすでに今夜は良いライブできる予感しかしない(笑)。 

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イベントスタート、最初はカニコーセン。アコギ、クラリネット、タイコの3人。メンバーはいつも増えたり減ったりしてるらしく、本来はバイオリンもいるらしい。曲と曲の合間に劇を挟むと言うスタイル、ドラえもんの10年後みたいなストーリーだけど、ドラえもんとのび太としずかちゃんを頭に巻いたハチマキの色(水色、黄色、ピンク)のみで表現する手段は決して手抜きではなく、斬新だと思った(笑)。 

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続いて映画上映。たくさんのお客さんが来てくれて嬉しかったし、みんな真剣に観てくれてて、終わった後ありがたい感想をいっぱい頂く。 

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自分の普段の生活を切り取った映画が、誰かを勇気づけたり、背中を押したりする力にもなるんだなあって思うと、それが自分の力にもなって返って来る気がする。 



続けて、イズミちゃんのライブ。 
どーやら珍しく上手くいかなかったようだ。控え室に戻って来たイズミちゃんは「なんであんないっぱい間違っちゃったんだろ...」とすこしへこんでるようだった。 


最後はボギーのライブ。 
ギンギンに絶好調(笑)。 

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今夜は初めてのお客さんもいっぱいだったし、友達もいっぱい来てくれてた。 
東京の住んでるはずの原田茶飯事が来てくれててビックリ!たまたまツアー中で今日がオフ日だったらしい。嬉しいね〜! 
さらにキングブラザーズのケイゾウくんが赤ワインを手土産にライブ観にきてくれたよ!その律儀さが嬉しいやんかー! 

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茶飯事とケイゾウくんは初対面だったらしい。でもこのふたりが同時にボギーに紹介したいやつがいるって言って連れて来てくれたのがリー・テソンという男だった。 
どんな音楽をやるやつかは知らないが、「友達になれる」匂いはプンプンしてた。 
よーしゃべるし(笑)。 

テソンの音楽、あとでYouTubeで調べたけど、実に上手いね〜。 


ほかにもたくさん新しい出会いがあった夜。 
やっぱ、それが一番楽しい。 

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コピくん、主催してくれて本当にありがとう!そしてボギーの酒にぜんぶ付き合ってくれてありがとう! 



めずらしくイズミちゃんも打ち上げに行くと言うので、地元の民に良い店を案内してもらおうと思ったが、神戸の夜は早いのね。どこも12時で閉店...。結局激安チェーン店の「鳥貴族」へ。しかしこのメンツで打ち上げもかなり可笑しな顔ぶれやね! 
ボギー、ゴトウイズミ、コピくん、キングブラザーズケイゾウくん&ゾニー、原田茶飯事、テソンくん、あみ蔵さん、こころちゃん。盛り上がりました(笑) 

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打ち上げ後は、テソンが家おいでよ、部屋呑みしよう!と誘ってくれて、そーいうの好きだからものすごく行きたかったけど、それノッちゃうときっと朝までコースになるので、大人しくコピくんの家に帰り、休ませてもらう。 

だってツアーはあと4日もあるしね。 



でもまた神戸はゆっくり行きたいな。

2月26日。 

6日間のツアーが始まる。初日は門司港から大阪までのフェリーの中でライブだ。前回、軽くスベッた阪九フェリー船内ライブ(笑)。もう船内の雰囲気は掴めてるので今回は大丈夫だと思う。 


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しかし船に乗ると、ロビーですでに酔っぱらってるガラの悪いおっさんたちが数人。一升パックの焼酎を呑んで、ワーワーとすでに宴会してる。うわ〜、関わり合いたくねえ...。 
フェリーのお客さんに若い人はほとんど居ないのだ。 


ライブ会場のロビーにでっかいポスターを作ってくれてた。 

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さらにに一等客室と2000円ぶんの食事券まで手配され、渡船料もタダなのだ。30分間のステージをやるだけで。こんな素晴らしい移動手段は無い。 
ライブは18:40から。少し時間があるので部屋で待ってたら、ふわ〜っと一曲できた!「船のうえ」って曲。今日さっそく歌おう。 

船内アナウンスで「これからボギーさんの船内ライブが始まります」という放送が流れ始めたので、ギターを持ってロビーのライブ会場に行く。 


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誰もいねえ〜〜〜!!!!!!! 



ライブ開始の時間になってようやくおじいさんがひとり、向こうからおじさんたちが数人、さらにおばあさん、そしてヤンキーが来てくれた。さらにさっきの酔っぱらいのおっちゃんたち。徐々にお客さんは増え20名近くは見てくれただろうか? 

船内ライブは難しい、まず船の振動がもの凄い。小刻みの激しいモーター振動の真上にステージがあるので、マイクがずっとカタカタカタカタカタ....って動いてる。声ももちろんアワアワアワアワアワ....ってなる(笑)。 

さらに、著作権にひっかかる曲はやってはいけない。寝ているお客さんもいるのであまり激しい曲もダメ。もちろん「うんこ」とか「ファック」とかいう品のない歌詞もダメだろう。これでボギーの曲の7割は封印された...(笑)。 

船内ライブは本当に難しい。 


ボギーの船内ライブ、今回はスベらなかった。でも盛り上がりもしなかった...。 
近年稀に見るまぁまぁのステージ(笑)! 



しかし、面白かったのはライブのあとの話。 


ライブ後にごっついガタイの人に「ライブ良かったよ。僕も同業者です」と声かけられた。 

「ありがとうございます、ミュージシャンの方ですか?」と聞くと、「僕は戦場カメラマンです!」と予想外の応え!!!!全然同業者じゃないやん(笑)!? 


名刺を頂く。シリアで活動してる戦場カメラマンだという。藤本敏文さん。あとでネットで調べたらめちゃくちゃすげー人だった。 



ー「世界のフジモト」と呼ばれるトラック運転手・藤本敏文!趣味は「戦場観光」。現在、アサドの暗殺ターゲットー 

●大阪在住のトラック運転手、藤本敏文、46歳。この名を聞いてピンとくる日本人はまだ少ない。だが今、世界で最も危険な場所といわれる内戦状態のシリアで“フジモト”を知らぬ者はごくわずかだという。フジモトとは一体何者なのか——? 世界中で知名度が急上昇中のこの男の素顔に、平成生まれの戦場カメラマン・吉田尚弘が迫った。 


ANNニュースでも特集されてるし。 

ー今、世界中で知名度急上昇!『世界のフジモト』ー 



しかし、世界のフジモトが、なぜ阪九フェリーに....。 

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出会いっていつも突然に降ってくるから面白い。 



ライブ後は船内レストランの隅でひとりビール呑んで打ち上げしてた。すると、「ボギー!ボギーってば!こっちおいで!」と向こうのテーブルのお客さんたちから声をかけられる。さっきのライブで盛り上がってくれた酔っぱらいのおっちゃんたちだった。九州に卒業旅行にきて、その帰りだという女子大生3人も巻き込まれていた。 

フェリーの常連さんというおっちゃんたちはボギーを酒の席に招いてくれ、コップに持ち込みの焼酎を注いでくれた。トラック運転手やサッカーチームのコーチやら農家の方など職種は様々、みんなこのフェリーに頻繁に乗るから次第に顔なじみになっていくのだそう。 

さらに、向こうのテーブルから違う酔っぱらいのおっちゃんが来た、みんな「かまちゃん」と呼んでいるが、実はかまちゃんは阪九フェリーの支配人らしい(笑)。この船上ライブの企画も、かまちゃんが趣味で始めたようだ。 

「だって俺は週に6日もこの船の中にいるんやから、面白いことせなつまらんやろが!」 

と、かまちゃんは言った。いいなあ〜。 


卒業旅行の女子大生3人はとても可愛くて「私たち軽音部なんです〜!」と言う。たった1回だけライブハウスで演奏したことあるらしい。「どこでライブやったの?」って聞くと「ファンダンゴです!」と、なかなかディープな返答。「対バンだれやった?」って聞くと「つしまみれとクリトリック・リスの前座をやりました〜!」。 

椅子からズリ落ちるほどめちゃくちゃディープな返答(笑)!!! 


まさか阪九フェリーでクリトリックリスの話で盛り上がり、酒相撲で盛り上がることになるとは...(笑)。 


酔っぱらいのおっちゃんたち、支配人かまちゃん、女子大生たち、そしてボギーという不思議な組み合わせの大宴会は盛り上がりまくり、21時で閉店のはずのレストランは24時を過ぎてもまだ盛り上がり続けた(笑)。 


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ツアー初日からミラクルな出会い連発やな(笑)。 
明日から神戸→三重→名古屋→山梨→溝の口。どんだけ出会いが待ってるんだろう?わくわく。 


フェリーは一等客室を用意していただき、悠々と眠って目覚めれば大阪。 
船の旅、いいなぁ。 

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次のノントロッポは東京からの新進気鋭バンドとスリーマン!
どちらも東京のPOP MUSICシーンで話題だけど、プロフィールや宣伝文を読まなくても音聴いたら一発で分かると思うんで、下のYouTubeをとりあえず聴いてみてください。そんで「あ、いいかも」って思ったら来てください。音楽が空気の振動だってことを感じるめちゃ気持ち良い組みあわせ。 
とろけにきて〜。 

チケ予約メッセージでOKです! 

3.8(土)@福岡VOODOO LOUNGE 
OPEN / START : 18:30 / 19:00 
料金 : 2,500円 +1ドリンクオーダー
出演)ミツメ / ザ・なつやすみバンド / nontroppo 


ミツメ 「うつろ」 


ザ・なつやすみバンド 「天の川」 


nontroppo「酔ったふり」 

レコ寄席


<円盤のレコード寄席~万国博覧会の音楽~>

今回のテーマは万博。日本の創造力、想像力のピークを示したと思われる1970年の大阪万博、国の威信を賭け、巨大な予算を使いながら、それに見合ったスケールの信じられない作品をたくさん生み出した狂気のイベント。その音源はほとんど関係者配布の非売品でしか残されていませんが、今回はその各パヴィリオンが関係者に配ったレコードを中心に、その後の万博、沖縄海洋博、つくば科学万博、愛知博の音源、さらには様々な泡沫地方博のレコードも聞きます。
田口さん曰く「大阪万博は太陽の塔に象徴されてるけど、日本が一番のりにのっていた創作スケールのピーク。音楽も本当に物凄いよ!そしてレコードマニア的にも超レア盤の嵐(笑)!」今回も必見です!!!



3.24(月)『田口史人のレコード寄席~万国博覧会の音楽~』
@juke joint
open 19:00 start 19:30 close 24:00くらい
1500円+1ドリンクオーダー
選曲と解説)田口史人
聞き手)ボギー
歌と演奏)オサダアツトシ/八洲



【レコード寄席】元・OZ DISCのレーベルオーナーとして、数々の名盤から問題作
までを世に放ち続け、現在は高円寺の自主制作盤専門レコード屋「円盤」店主。レ
コードというものが記録メディアの花形だった時代の、宣伝、告発、記念品など様
々な目的のために作られたレコードから、ピクチャー盤、複数溝盤、4チャンネル
レコード、4回転レコード、更には落書き中古盤などを一枚一枚ツッコミ入れつつ
紹介する、しゃべくり型レコード鑑賞会。

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