ボギーの悪趣味音楽作法

「ヨコチンレーベル」代表。ボギー弾き語りのほか、バンド「ボギー家族」「nontroppo」「東京ノントロッポ」「奥村靖幸」。イベント「ハイコレ」「ラウンジサウンズ」主催。などなど、日々を祭りのように生きるボギーの日常をレポするブログ。 ヨコチンレーベル http://yokotin.xyz ボギーのTwitter @BoGGGeY ボギーのインスタグラム @yclabel_bogggey 息子のブログ「モンド今日の絵」http://mondo-art.blog.jp/ 娘のブログ「今ちゃんぽ」http://imachanpo.blog.jp/

「ヨコチンレーベル」代表。ボギー弾き語りのほか、バンド「ボギー家族」「nontroppo」「東京ノントロッポ」「奥村靖幸」。イベント「ハイコレ」「ラウンジサウンズ」主催。などなど、日々を祭りのように生きるボギーの日常をレポするブログ。
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【聖人】 
一般的に、徳が高く、人格高潔で、生き方において他の人物の模範となるような人物のことをさす。 


八洲


1/14(火)に「聖人の日」と題して、独特の音楽空間を生むソロミュージシャンを特集。ふたつのステージを交互に、合計8組出演。 

心配なのは八洲、去年の暮れに非通知設定で電話かかって来て、出たら八洲だった。公衆電話からかけてきてた。彼は昨年入院したらしい、そしてもうすぐ退院するらしい。入院の理由は知らない。聞かなかった。 

ライブしたいっていうので「聖人の日」というイベントを組んだ。当日、八洲は本当に現れるんだろうか?連絡の取りようもないんで、来るのを信じるしか無いんだけど。 

八洲の歌、聞きたいなあ。ほんとに彼の歌は唯一無二だから。 



1/14(火)「ラウンジサウンズ〜聖人の日」 
at VooDooLounge 
19時開場、19時半開演 
料金1500円+1ドリンク 

出演) 
八洲 
林まゆ 
木藤和也 
キドリーヌ 
鎌田寛達 
鮫肌尻子 
マーシー(ろくたにし) 
安増裕章(the camps) 

司会とDJ)ボギー 

● 脳みそぐるぐるな真のアシッドフォークの妖精、八洲。
ダンスと歌でなんとも不思議な世界を醸し出す林まゆ。
死ぬほどネガティブな曲を100%の笑顔でクレイジーに歌いきる木藤和也。
今一番グイグイくる男、鎌田寛達。
稚拙さの中に大事な真実がある気がしてならないキドリーヌ。
初の弾き語りで何を見せてくれるのか、鮫肌尻子。
宇宙にぶっ飛ぶまで突き抜けて行く、ろくたにしのマーシー。
一線を越えた狂気のボンゴ叩き語りと恍惚のギター弾き語りが最高にエモい、安増裕章。 

先日は、ザ・レキオ企画にノントロッポお呼ばれしてMUSKでツーマンライブだった。 
意外な組み合わせだけど、とても気持ちのいい夜で、打ち上げは朝5時まで盛り上がった。 


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ザ・レキオは沖縄出身の3人組(赤星くんは沖縄じゃないけど)で、彼らが「かりゆし」というバンド名だった頃からラウンジサウンズにはよく出てもらってた。活動拠点を福岡から東京に移して数年、今年の年間ライブ本数が全国各地で250本だという。ライブ以外の日は移動日だったり、練習だったり、レコーディングだったりと、ほぼ365日、四六時中メンバーと過ごしていることになる。 

すごいことだ、どんなラブラブカップルでも365日、四六時中一緒にいることできないだろう。 

そんな旅芸人のようなザ・レキオのライブは、歌も演奏もMCも、やはりあ・うんの呼吸でピタッと完璧だった。昔と比べても確実に芸に磨きがかかってる。あえて「芸」という言い方をするが、これはもちろん褒め言葉だ。 


とても完成度の高いステージングをみせてくれた。 


ちなみに、ザ・レキオのニューシングルのジャケットはモンド画伯の絵だ。 

レキオジャケ





続いて後攻、ノントロッポ。 
昨年はライブ本数が10本しかなかった。これは結成以来もっとも少ない活動本数だ。練習回数はたぶん10回に満たないくらいだろう。メンバーが揃った日は365日中、20日間もない。普段はメンバーそれぞれまったく違う環境でぜんぜんバラバラな生活を送ってる。だけど、ステージの上ではひとつのエネルギー体みたいになれる。これはこれで、あ・うんの呼吸なのだ。星セントルイスの漫才のような。 



バンドで成功を夢見て駆け抜けた20代。 
夢見てた成功が本当の成功ではないことに気付いた30代。 

40代を前にし今は「音楽が楽しくて楽しくて仕方ない」って、若い頃より動機はどんどん純粋になっている。もはやそれしかない。たぶんいまのノントロッポはとても変なバンドだ。あいかわらず人気はない(笑)。だけど、バンドでステージ上がるのが楽しくて楽しくて仕方ない。水槽から清流に放たれた魚みたいな気持ちになれるのだ。 


この日もたっぷり60分間強、清流で泳がせてもらえた。 


<セットリスト> 
1、あとのまつり 
2、ビール 
3、酔ったふり 
4、ゲーマー 
5、Smile〜スタンダード 
6、セックスマンボ 
7、ナイト・オブ・トロピカリア 
8、うた 



今年はさらにもっと自由にもっと音楽そのものになりたいなあと、思ってる。 
もっともっと。 





nontroppo2013



((( ノントロッポのライブ情報 ))) 


2.16(日)「ボタヤマオリンピック」@福岡VooDooLounge 
14時Open 14時30分start 
前売り2500円 当日3000円 
出演)THE VOTTONES/ワッツーシゾンビ/クリトリックリス/and young.../ギャーギャーズ/RED SNEAKERS/オクムラユウスケ/鮫肌尻子とダイナマイト/白痴/百蚊/B玉/ネオンズ/Valva/ポカムス/まるやまももこ/nontroppo/folk enough /ほか 
※ザ・ボットンズ入魂のロックフェス!これは激アツい!!焼け焦げようぜ!! 


2.18(火)「ハイコレ127〜百聞は一見にしかず〜」@福岡VooDooLounge 
open19:00 start19:30 
前売2000円 当日2500円+1drink order 
出演)超即興(吉田達也+内橋和久)/赤虫(吉田肇+内村耐寒)/nontroppo/マクマナマン/accidents in too large field/戸川碧子(山口) 
※痙攣起こしそうな音楽だらけのクレイジーナイト!シビレて踊って! 


3.8(土)@福岡VooDooLounge 
OPEN / START : 18:30 / 19:00 
料金 : 2,500円 
出演)ミツメ / ザ・なつやすみバンド / nontroppo 
※東京からすっごく良い(現代の)POPミュージック鳴らしてるバンドとスリーマン! 



めちゃくちゃ色違いで楽しみなイベントが3本、どれもオススメです。 
観に来て〜。 
チケット予約、受付中です。 
yokotin_b@hotmail.com

新春即興祭、やっぱりこの企画はおもしれえ。どんな結果になろうとも、いちいちおもしれえ。巧い即興とか、スタイリッシュなジャムセッションとか、そーいうのが見たいわけじゃなくて、この企画は“もがくバンドマンの姿”が生々しく見れるのが面白い。 

楽器ひとつで戦うポテンシャルを試されるゲーム。 

クジ引きによる組み合わせ抽選会もドキドキして楽しいし。 
バンド名から曲タイトルまでもクジ(面雀)で決める。 

制限時間30分勝負! 


さて、今年はどーなったか、ご報告。 



まず最初のチームはここ! 


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【Aチーム】 
バンド名:ピラミッドサブリミナル 
曲名『豚ゾンビ』 
ギター:中津留(イグアナズ) 
ベース:町子(Be here now!) 
ドラム:Takurou(Es Experiment) 
その他:しらたま(エレクトロ:Fake doll Nott) 
ボーカル:鬼塚緑(ex.DANTI FUNK ZUMA) 

平均年齢は一番若い。そして女子率高い。8ビートのスペーシーな始まりからカッコ良い。緑ちゃジュディオングみたいで華がある(笑)。中盤でベースの町子ちゃん(感が良い)やエレクトロのしらたまちゃん(感が良い)がいろいろ展開を変えようと面白いキッカケを出すも、男性陣が気付いてないという勿体ない瞬間が多々、途中何度か終了してしまい4曲くらいやったような感じで30分ちょうどに終了。惜しい!でも1番目にしては良いスベリ出し!面白かった。 

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2番目はこんな強烈なメンツ! 



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【Bチーム】 
バンド名:スポットモンキー 
曲名『毒ガス老人』 
ギター:吉田肇(PANIC SMILE,赤虫) 
ベース:ノンチェリー(nontroppo) 
ドラム:内村耐寒(泯比沙子&島流し,〇菌,赤虫) 
その他:higuchi aya(鍵盤:no black ballerina) 
ボーカル:村里杏(TOKOTOKOTONNTOKO'S,電子たくあん,白痴) 

まいど肉弾戦を強いられる耐寒さんチームだけど、今回のチームは冷静かつ高速な駆け引きで、息する暇ナシ。耐寒さんとパニスマ吉田さんの熱いバトルに挟まれてノンチェリーがニヤニヤしながらベース弾いてる光景が面白れ〜(笑)。ノンチェリー、うまく抜き差ししてベースで流れ作ってた。えらい。中盤でドラムがスッと抜けてayaちゃんの鍵盤の見せ場も。ただ、杏ちゃんのボーカル(ラップ&ボイス)が、叫べば叫ぶほど音楽と剥離して感じた。怒濤のバトルは25分で終了。 

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3番目、ボギーはこのチーム。バランス良い組み合わせになった。 


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【Cチーム】 
バンド名:チンコハロー 
曲名『夢山』 
ギター:ボギー(nontroppo,東京ノントロッポ) 
ベース:みやいさとし(Black Bugfilm,はら☆わた) 
ドラム:矢野一成(MOON BEAM,レピッシュ) 
その他:クイン・アルバイトマン(鍵盤:サザンアミーゴス) 
ボーカル:森耕 

Bチームのどかーんとした爆発のあとだけに、極力隙間をつくり、緩急のあるインプロを目指した。メンバーみんなかなり冷静にお互いの音を聴きつつやりとり。とにかく矢野さんのドラムがハンパなく巧いので、安心してどんどん仕掛けられるのが嬉しかった。ボギーがキッカケを作り、矢野さんとクインが瞬時に反応。みやいくんも奇策を繰り出したり、本気とユーモアの即興作曲に集中できたのは、実はガムテープ男の森さんがステージ上にいなくて、フロアでパフォーマンスやってくれてたからかもしれない(笑)。たまにステージ上がってきてはちょっと叫んでスッ転ぶだけ(笑)。自分のチームなんで、客観的なことは分からないけど、今年はかなりイイ線いったような気がする。最後なぜかみんなでアカペラで歌って終わる展開に行き着いた(笑)。ジャスト30分。 

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最後を飾るのはこのチーム。 


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【Dチーム】 
バンド名:口笛博多 
曲名『時代ブリーフ』 
ギター:岡本草平(bellbottom from 80's) 
ベース:UZ(チャーリービーンズ) 
ドラム:toya(z/nz,liminal) 
その他:Aji(ジェンベ:劇団AFRICA) 
ボーカル:井上周一(folk enough) 

ここまでの流れが順調で、まだどこも大スベリはしていなかったので、ある意味その役目を買って出てくれたのだろうか(笑)?スベリ出しから素晴らしいスベリ!そのまま最後までスベリ散らかして撃沈...。即興祭史上ここまで壮絶なスベリ伝説は記憶に無いかも。ある意味、最高です。演奏者4人はよくがんばったと思います。悪いのはぜんぶ井上さんです(笑)。 

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良い演奏できてゴキゲンな人もいれば、へこんでる人もいる。どちらにせよ参加してくれたバンドマンは大体「また来年も出たい!」って言ってくれる。やっぱし面白い経験なんよ。音楽でスリルを味わうのは。 

即興やると脳が活性化する。だから打ち上げも面白い。今度は言葉のインプロがはじまる。音楽も酒の席の会話も、基本は同じと思う。 


打ち上げも楽しかった。 

ぶあいそ打ち上げ終わって、最後は屋台でシメ。最後の最後まで元気だったのはこの4人....みんな目が潰れかけとる(笑)。 

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さらにハイコレもう1本決定!!!

飛ぶ鳥を落とす勢いで今年最もブレイクが予想される女性シンガー、大森靖子が福岡に来ます!共演は、ボギー、戸渡陽太。刺激的なスリーマン!!

大森

ボギーアー写

戸渡




2014年3月11日(火)
 「ハイコレ128~大森靖子 絶対少女が夢見るBBa’14ツアー in 福岡~」 
@福岡VooDoo Lounge
open 19:00 start19:30
前売り3,000円 当日3,500円(+1drink order)
出演)大森靖子/ボギー/戸渡陽太
DJ)無音
主催)ヨコチンレーベル
http://www3.to/yokotin/

チケット予約
・お名前(カタカナフルネームでお願いします)
・予約枚・連絡先 (メールアドレス、または電話番号)
を明記の上、yokotin_b@hotmail.comまでメールを送信してください。
1/10金の午後20時から受付開始

※パソコンからの返信を拒否設定してある場合は、返信メールが届かない場合があります。予約したのに返信が無かったという場合も、ちゃんと予約受付は出来てますので、ご安心ください。
 

大森靖子『ミッドナイト清純異性交遊』Music Video


大森靖子『絶対彼女』Music Video


【大森靖子】
ポップでキュートなのにヒリヒリする、カラフルなのにどこかくすんでみえる。
圧倒的な存在感で優しく包み込むような、冷たく引き離すような歌声と楽曲の魅力は、起動力の高い彼女が主演・音楽担当映画の上映を兼ねた映画館ライブ、アイドルイベント、香山リカと自殺予防お笑いイベント、田口ランディとの詩の朗読イベント、汚いスタジオ、銭湯、渋谷O-EAST、夏の魔物等の大型フェス、本屋、日本中、海外まで凄まじいバイタリティでこなす活動により、口コミで話題に。
弾き語りでのライブの評判を高めつつ、2011年バンドTHEピンクトカレフ始動。
2013年1stフルアルバム「魔法が使えないなら死にたい」を発売。リリースツアーファイナルを渋谷クワトロで開催、レーベル無所属のままソールドアウトさせ、伝説のはじまりと称されるも、本人はストイックに同13日深夜即効次のライブを敢行、変わらず連日ライブとハロヲタの活動を充実させている。


ハイコレ127


全バンドすっごい強烈なハイコレ決定!
吉田達也+内橋和久による「超即興」が福岡にやってきます!!

このYoutubeとりあえず見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=2O7dJ-0pE74



2/18(火)「ハイコレ127~百聞は一見にしかず~」@VooDooLOunge
open19:00 start19:30
前売2000円 当日2500円+1drink order
出演)
超即興(吉田達也+内橋和久)
赤虫(吉田肇+内村耐寒)
nontroppo
マクマナマン
accidents in too large field
戸川碧子(山口)
DJ)ボギー

超即興 2

【超即興】
超絶変拍子ドラマー・吉田達也とエフェクトの魔術師・内橋和久、国内のみならず欧米でも絶大な評価を得ている二人による「超即興デュオ」は、それがすべて完全即興とはにわかには信じられないまさに「瞬間で作曲される」むしろ「超作曲」とも言える音楽だ。そのサウンドは「即興」という言葉の難解なイメージとはかけ離れた、ハードコア・プログレ・アンビエント・サーフ・メタル・ノイズ・エレクトロ等が次々と飛び出すジェットコースター・ミクスチャー・ミュージック。内橋と吉田は、タレ流しの即興を徹底的に拒絶し、容赦ない切り込みとイマジネイションに溢れた切り返し、そして一瞬もダレルことがないテンションで奔流のように音楽を生み出していく。二人の反射神経・創造性によって生み出されるサウンドの相乗作用がもたらすその強度、その速度はただごとではない。百聞は一見にしかず、です。

<吉田達也>

現在の日本の前衛音楽シーンの中でも、その特異な音楽性と圧倒的なドラミングで、高い評価を得ているミュージシャン。その活動は国内にとどまらず、CDは自らの「磨崖仏」レーベルをはじめ、日本・アメリカ・ヨーロッパなど多数のレーベルから50を超す作品をリリース。海外でも熱狂的な支持を得ている。ソロ活動のほかにも、自ら率いるグループ・RUINS(ルインズ=遺跡群の意)や大陸男対山脈女、高円寺百景、赤天などのユニットで活躍。さらに、ジャズピアノの菊池雅章、サックス奏者の梅津和時、70年代からフリーミュージックを演奏しているギタリストの灰野敬二ら、実力派ミュージシャンとのセッションにも参加している。


<内橋和久>

ロック、ジャズ、現代音楽、ポップミュージック、あらゆる音楽シーンを無尽に横断、即興演奏とコンポジションの融合を図るギタリスト、作・編曲家、プロデューサー、日本唯一のダクソフォン演奏家。舞台芸術では1980年代から維新派の音楽監督を務めるほか、アンサンブル・ゾネ、東野祥子、鈴木ユキオ、宮本亜門、河原雅彦、Lukas Hemlebらとの共同作業で知られる。また、共演歴も世界各国の即興演奏家はもとより、高橋悠治、UA、細野晴臣、くるり等、現代音楽家からポップミュージシャンまで幅広く、ヨーロッパと日本のみならず、アジア諸国での演奏活動など、活動は多岐にわたる。ベルリン在住。




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【赤虫】

80年代からミン&クリナメン、ゲバルト、人間、ぼんくら峠、泯比沙子&島流し、など数々のパンクバンドでドラムを叩き続けてきた内村耐寒氏と、90年代に福岡のミュージックカルチャーを賑わせたイベント「チェルシーQ」やバンドPANIC SMILEの中心人物としてギターを弾き続けてきた吉田肇氏という、まさに長きに渡って福岡のオルタナティヴ・ミュージックシーンに多大なる影響を及ぼしてきた二人が、2013年の真夏の夜、まさかのバンド結成!素手で殴り合う地下格闘技のような壮絶な演奏になることは間違いナシですが、百聞は一見にしかず、です。
 


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【accidents in too large field】

その90年代の福岡オルタナティヴ・シーンを支えたイベント「チェルシーQ」にレギュラー出演していたGRIND SNAPPERSの中心人物であったUTさん(イベント「問題」主催)がベース&ボーカルの、サイケデリック・ハイパー・ダンサブル・パンク。緻密に練られていながらもフリーキーで緊張感溢れる演奏、ノイジーでありながらもダンスミュージックを感じさせる刺激的なサウンドは正に“広い場所で起きた事故”の様な世界観を持つ。結成から現在に至るまでメンバー編成も含め常に意欲的に変化し続けている。やはり、百聞は一見にしかず、です。



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【nontroppo】

その当時「チェルシーQ」に出たくて出たくて仕方ない世代だったボギーが、バンド「ひまわり」解散と引き換えに99年から活動を始めたのがnontroppo。音楽用語で「過度にやりすぎない」という意味を持つが、当初のダブポップ~ポストロック路線から大幅に音楽性は「やりすぎた」方向へと傾向し、快楽を求めて進化を繰り返した結果、あらゆる音楽的要素を内包したカラフルなサウンドに、無国籍なダンスビートが絡み、聴く者全てを狂喜の「祭」へといざなうトロピカルアヴァン・ダンスミュージックへと変貌。もちろん、百聞は一見にしかず、です。



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【macmanaman】

2005年からスタートしたボギー主催のイベント「ラウンジサウンズ」にて初ライブを果たしたマクマナマンは、福岡大学にて結成されたギター×2、ベース、ドラムの4人からなるプログレッシヴ・インストゥルメンタル・バンド。轟音、ポリリズム、複雑な拍子、次々と風景を変えながら展開していく楽曲、エモーショナルすぎて笑えちゃうくらい激しいライブパフォーマンスが評判を呼び、瞬く間にひっぱりだこに。一昨年のフジロック“ROOKIE A GO-GO”への出演に福岡が湧いたのは記憶に新しい。言わずもがな、百聞は一見にしかず、です。



戸川碧子

【戸川碧子】

ここまで読めばもう、今回のハイコレが年代の時系列で並んでいるのはお分かりでしょう。最後に紹介するのは最も若い世代の戸川碧子。山口県の柳井という町に住む18才の少女です。めちゃくちゃ小柄でどこか座敷童的な雰囲気を醸し出してて、自分の体と同じくらいの大きさのアコギを持ってひとたび歌いだせば強烈な世界観に引きずり込みます。昨年はこの戸川さんをはじめ十代に面白い世代が出てきたことを予感させてくれました。今回のハイコレの中で彼女がどんなポジションに立つのか楽しみ。そうです、百聞は一見にしかず、です。





チケット予約

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