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酔いどれはじめる時間帯。


ぶつかり合う人間力が濁流のように流れるヨコチンロックフェス。


後半に突入し、酔っぱらいもかなり増えたころ、映画「地下音楽現場物語」の上映。 

この1年、映画と共にいろんな場所に行って上映会を開いてきた。福岡では3度目の上映になるけど、みんな座って、静かに真剣に観てくれた。 

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この映画は、昨年広島のゴトウイズミちゃんが作った映画で、イズミちゃんの目線からボギーという人間のフィルターを通し、そこから福岡や広島のアンダーグラウンドシーンを切り取っていくドキュメンタリー映画という形をとりながらも、実は、世界中のあちこちに転がっているシーンを描いた作品だと思う。 

見た人が何か感じてくれれば嬉しいし、チンロックの日に上映することに意味があると思ったのだ。 



上映のあとは、監督ゴトウイズミのライブという流れ。 
映画の中の世界は、そのまま俺たちの生きてる現実の世界なのである。 

イズミちゃんはまるで女優のようにくるくると変身しては、自分の理想のステージをいつも目指している。凄いと思ってる。最後に映画のエンディングソング「かっこわるいやりかたでエールをおくろう」をnontroppoと一緒に演った。なんせ数日前にイズミちゃんから「やろうよ!」って電話来たんで一度も練習などしていない。せーのドンだ。 

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そのまま、ノントロッポの「赤い彗星」でライブ突入! 
映画のあとだけにカッコ良く決めるつもりだったのがそもそも間違いだったのか?ベースの音が出なくなるトラブル発生。俺はどんなトラブルが起きても曲を途中で止めるのがすっっごく嫌なんだ。でもまったくベースは音が鳴らない。 

そのとき、ステージに我が息子たちモンドとテンちゃんがフラフープ持って上がってきた!!! 

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こいつらマジで天才だと思った(笑)。トラブルを逆手に急遽フラフープ大会開始!!広島から来てくれたタナちゃんや、東京から来てくれたタニグチくんもステージでフラフープ(笑)!ベースの音が出るまでみんなして繋いでくれたおかげで、ワケ分からんけど盛り上がった。


それでもベース鳴らない.....さすがに曲を途中で止めた。 
今年いちばん気合い入ったステージで、いちばんやりたくないことをしてしまった。 


それが、逆に燃えさせたね(笑)。 


ベースの音が鳴りだしてから2曲「船の上」「BON-ODORI」でギュンギュン駆け上った。 

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「踊りだせ、ダセェ踊りを!」みんな自由奔放に踊ってる光景は最高だったよぉ! 




今年のヘッドライナーとしてMOROHAが登場。 
お祭りの喧騒からスッと裏路地に入ったような空気に変わる。 

MOROHAはHIP HOPだ。でもきっとチンロックのお客さんには響くと思った。実際、さっきまで踊り狂ってたお客さんたちもみんなその場に立ち尽くし、刺すようなUKくんのギターとMCアフロの言葉に集中していた。気が充満していた。 

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アフロくんは「おれはミュージックステーションもフジロックも諦めてないから!」って魂から叫んだ。おれはミュージックステーションもフジロックも目指していないけど、でも、言ってることわかる。おれはおれの目指してるもの、諦めてないから。 
 

たぶん今夜の出演者、みんな諦めてない。 
っていうか、諦めかたを知らない音楽バカしか出てないと思う。 

だから、その言葉も清々しく響くのだ。 



今年のブッキングでいちばん集中力を高めた場所は、MOROHAをnontroppoとオクムラユウスケの兄弟で挟みこみ、そこからザ・ボットンズへの流れ。 

この流れは、ミュージックステーションやフジロックじゃぜったいに見れんやろ(笑)。 


サブステージでオクムラユウスケはいつもの如く、生命をほとばしらせた。ギリギリのギリギリを綱渡りするようなステージ。2曲目で腕がツッても「おれのツッた腕を見るんじゃねえ!!」と言って弾くのを止めない。チューニングすら全力でする(笑)。 

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本当のエンターテイメントって、命を見せるもんだと思ってる。 


最後はパニックスマイルの吉田さんがエレキギターを弾き、宇宙と交信して終わった。 



間髪入れずにザ・ボットンズが始まる!!!! 
見ろよこの目つきを!!! 

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こんな目で街歩いてたら通報されちゃうよ(笑)。でもチンロックは、人間をこんな目つきに変える。ボットンズだけじゃない、どのバンドもこんなギラついた目してた。 

バンドだけじゃないね、お客もだね。 

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このボットンズ映像がYouTubeあがっとる。 
音質クソ最悪だけど画像だけでも伝わるよね?クソ最高のロックンロールだったことが(笑)。
あの熱気を生で感じたら正気でおれんわな。 



山の8合目から酸素が薄くなって来る、高山病(泥酔)になる者も増えて来るが、むしろどんどんハイになっていく者のほうが多い。 


もう終電なんかとっくに無くなってるというのに、帰る人があんましいない。みんな、山の頂上に登りたいのだ。山頂からの景色が見たいのだ! 


folk enough登場。井上さんずいぶんゴキゲンだ。チンロックで遊び回ってる。おれもこのあたりから記憶が曖昧に...。この深い時間帯に聴くズレたブルースほど危険なものはない。山登りに例えるなら、頂上手前のいちばんスベリやすい岩場のようだ(笑)。 


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すでに日を跨いで、最後のバンドが登場!今年のチンロック大トリを飾るBLUESVILLE。 
このときおれはもう冷静にレポできるような状態ではなかった。ただの踊り狂う肉だ(笑)。

誰もがただただ溢れ出す歓びのまま、本能的に踊り、快楽と興奮がはじけ飛んでいた。 


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この写真で狂喜乱舞してるお客さんたちはフロアで踊ってるわけではない。 


ステージ上で踊り狂っているのだ(笑)。 


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男も女も床もステージも汗と酒でびちょびちょだし、フロアもステージも境目がなくなっていた。音楽がすべての境目を取っ払った瞬間だった!!!多幸感あふれる景色、涙出るほど嬉しかった。 



これが山の頂上の景色。 



この景色が見たかったのだ。 
ミュージックステーションでもフジロックでも無い、そんな大舞台ではない、

日々の音楽が鳴り響くこの現場にも山の頂上はちゃんとあるのだ!!!! 



動員200名、出演者やスタッフ入れて300名。 
その300名だけが吸った山の空気。 



たとえこのレポを読んで行った気分になったって、それは体験したことにはならない。 



ライブは、その場でしか感じることは出来ない。 


おれはそんなあたり前のことをこれからもずっとやり続けていきたい。 



出てくれた全バンド、来てくれたお客さん、VOODOOスタッフさん、ありがとうございました!また来年もよろしくです!! 



ヨコチンロックフェスティバル、今年も頭からケツまでぜんぶ最高でした!!!!! 



これが祭りじゃい!!!!!!! 






ライブレポ、地獄の打ち上げ編につづく....(笑)。