ボギーのツアーレポ、6日目。 

11月13日、朝まで付き合ってくれたシンノスケと梅田駅で別れ、ひとり新世界へ向かう。この「新世界へ向かう」という言葉の響きはいかにもカッコイイが、おれが目指す場所はスパワールド世界の大温泉だ。簡単に説明すれば、やたら悪趣味なスーパー銭湯である。ギリシャ風呂、地中海風呂、スペイン風呂、などなど世界中の温泉(そんなもんが本当にあるかどうか知らんけど)に1000円で入り放題なのだ。 

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スパワールド満喫!ダサい館内服着て仮眠室で昼過ぎまでごろごろする。2時くらいに新世界の大衆酒場「酒の穴」にて一杯ひっかける。もう一週間もツアー回ってさすがにくたくたに疲れてた。疲れた身体に酒の穴の八宝菜200円は沁みる味なんだよな〜。 

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ひとり大衆酒場で呑んでたら、奥さんから子供達の写真付きメールが送られて来た。 

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ああ、こりゃあ今のタイミングで見ちゃうとちょっと泣けてくるよな〜。早く家に帰って子供たちにチュッチュッしてえ。 


今夜は、大阪の港から出発する阪九フェリーに乗り、船内ライブしながら福岡へと戻ることになっている。初めての経験だ。新世界を後にし、地下鉄に乗って難波にでる。広大な駅地下で道に迷いつつ、港まで乗せてくれるシャトルバス乗り場を探す。 

ここでまたちょっとしたミラクルが発生。 

この広い広い大阪の、難波の、駅ビルの、上りエスカレーターと下りエスカレーターで、ボギーとゴトウイズミが偶然すれ違うという奇跡が起きた(笑)。こんな韓国ドラマにありそうなシチュエーション、笑えるよね。そういう小さなミラクルが日常茶飯事に起きるのがボギーという男だ(笑)。 



シャトルバスで港に向かう間、ずっとすてきな夕焼け空を眺めてた。もうすぐこのツアーも終わる。 

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あとは今夜、フェリーの中で優雅にクルージングライブをするだけ。 
この船内ライブは阪九フェリーがやってるサービスで、毎日1便に1組、弾き語りミュージシャンが船内ライブをするのだ。で、歌ったミュージシャンは船代がタダ、しかも個室まで用意してくれて、さらに2000円分のレストラン食事券までくれるという、ツアーミュージシャンには神のようなサービス。 

おお!阪九フェリー、ちゃんとボギーのライブのポスターが貼ってあるじゃないか! 


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乗船客が次々とフェリーに乗り、いよいよ出航!船内アナウンスで「まもなく中央ロビーにてボギーミニライブがあります」の放送が流れ、おれはギターを持って中央ロビーに行く。お客さんはお年寄りが10人ほどだった...。 

あれ?こんな感じ? 


実は船内ライブには「大きすぎる音、激しすぎる演奏はNG」とか「著作権にひっかかる曲やカバー曲はNG」といういくつかの規則があって、ボギーの場合その条件を守ると「カーニバル」も「ERIMO岬」も「暇人」も「プラカラーオーバードーズ」も「うんこ」もNGってことになる(笑)。 


ボギーの曲の中でもなるべく当たり障りない曲だけでなんとか30分ライブしたんだけど、おじいちゃんおばあちゃん10数名ほどが孫の歌を聞くような温かい目線で聴いてくれた(笑)。 


結論から言うと、ボギー初のフェリー船内ライブ。 



スベりました.....。 





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自分のライブがまったく出来なかったのが不甲斐なかった。いや、実際はお客さんたち笑ってくれてたし、拍手してくれたし、CDも2枚売れたりしたからとてもありがたかったんだけど、それで上出来だと自分を慰めたくはなかった。 


次はもっとちゃんと自分のライブやりたいから、ぜったいリベンジするぜ!っと誓いを立て、2000円の食事券でひとりツアーの打ち上げをやった。 


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あとは消灯して、部屋のベッドで朝まで眠れば門司港に到着。ベッドで寝てる間に移動できるからバスより遥かに快適だな〜。 


というわけで、長い長い1週間のツアーが終わった。 


正確にはこの日は福岡に戻ったその足でVooDooLounge「ビートルズナイトNOW!」の企画&出演だったからまだまだツアーの終わりではないんだけど、「ビートルズナイトNOW!」のレポはすでに描いちゃってるんで、ここ読んでね↓ 
http://bogggey.blog.jp/archives/1102820.html 


下北沢スリー→東中野呑み会→青山月見ル→京都アバンギルド→大阪ムジカジャポニカ→阪九フェリー→ビートルズナイトと、めまぐるしくも楽しい日々だったな〜。 



ツアーレポ、最後まで読んでくれてありがとう。 
ボギーの日常、ほぼロードムービーだね(笑)。