1月30日。
佐賀の朝、ヤノくんの部屋で目を覚ます。昨夜は打ち上げなかったのでそんなに呑んでおらず、爽やかに目覚める。ホテルに宿泊してたイズミちゃんが車で迎えに来てくれて、ヤノくんとはお別れ。お世話になったぜ〜。
諫早までふたりでドライブ中、イズミちゃんといろいろ話す。
イズミちゃんのブログで「裸で抱き合っても絶対なにもない男ベスト10に入る男ボギー君と車で一緒に移動するのは楽しいし楽チンだ。普段ゆっくり話せない事を話し合う。
ボギー君と一緒にいると、良く言われる男女間の友情みたいな存在感を強く感じる。」と書かれていたが(笑)まさにそれ。おれも同じこと思ってた。
ゴトウイズミのブログ(おもしろいよ)
「お昼ご飯どこで食べる?」って話になったとき、たっぷり時間もあるんで牡蛎小屋で焼き牡蛎が食べたいな〜と思ってたおれは「この辺は美味しい牡蛎小屋がいっぱいあるらしいよ」なんて何気なく誘導作戦に出たが、イズミちゃん「牡蛎なんかもう飽き飽き、なんで広島からきて牡蛎食べないかんの〜」と0.1秒で返されて即却下...ま、そりゃそーだわな(笑)。
結局、家庭的な定食屋でちゃんぽんを食べた(さすが長崎、美味い!)。
さあ、今夜の会場である諫早ニュートラルに到着、窓の無い不思議なビル。中の構造も入り組んだ不思議な間取り。なんかめちゃ面白いスペースだなあ。(あとで聞いたら元々ヤ○ザの事務所だったらしい、あ、だから窓ないんだ。)
でも内装とか装飾とかいちいちセンス良くって楽しい。カフェとクラブとギャラリーが一緒になった感じ、置いてある本もわくわくする本ばかり。
マウンテンラブのカレーも出店してたのでチキンカレー食べた。VELOCITYUTのドラム、ユウタくんのお店。
ここの社長さんケンゴさんもオシャレな変人って雰囲気で、気が合いそうだと思ったらやっぱり同い年(笑)。イカ天の話で盛り上がった(笑)。
イズミちゃんはニュートラルをかなり気に入った様子で、珍しくハイテンションになってた。そのハイテンションさのもうひとつの理由は、今回の企画をしてくれたのがVELOCITYUTの山下くんで、イズミちゃんが福岡にいた時代の弟分みたいな存在だったらしい。久々に弟に会えて嬉しいんだろな〜。
早く来すぎてたのでおれはひとりで街をぶらつく。
人通りの少ない商店街、若者の姿がまったく無い。良い雰囲気の飲み屋を捜すが、それも無い。50分ほど歩いたけど、飛び込みたくなるようなお店には出会えなかった。リハの時間も近付いて来たので諦めて帰ろうと思ったとき、「彩」という小さな呑み屋の「晩酌セット(生ビール+一品料理+小鉢3種)800円」という貼り紙を見つけた。
人通りの少ない商店街、若者の姿がまったく無い。良い雰囲気の飲み屋を捜すが、それも無い。50分ほど歩いたけど、飛び込みたくなるようなお店には出会えなかった。リハの時間も近付いて来たので諦めて帰ろうと思ったとき、「彩」という小さな呑み屋の「晩酌セット(生ビール+一品料理+小鉢3種)800円」という貼り紙を見つけた。
ロール白菜が美味かった。これで800円は大当たり!良い気分だ。
リハの時間に遅れて会場に戻ることになったが、まだリハは始まっておらず機材のセッティング中。ずいぶん経ってやっとリハが始まり、全ての準備が終わった時点ですでにオープン時間を大幅にオーバー、お客さんはすでに何人か入ってきて呑んでる。
ガムテープ男こと森耕さんや、ミッキーが来てくれて嬉しい。ミッキーはもの凄いペースで酒を呑んでて、おれにも奢ってくれたりした。ミッキーの顔はほんとに良い顔で、ミッキーの顔を見てるだけで笑いが出てくる。
開演予定時間を1時間以上すぎた頃、やっとイベントスタート。おどろくほどルーズだ。佐世保の地球屋もやっぱりこんなタイム感なんだけど、このルーズさは長崎地方独特の文化なんだろうかなあ?お客さんも出演者も誰も何も言わずに楽しそうに和気あいあいと歓談してるところをみるときっとそうなのだろう。郷に入っては郷にしたがうべきなので、おれもビール呑んで楽しく過ごす。
こういう現場で「地下音楽現場物語」を上映できるのはとても理想的なことだと思う。
こういう現場で「地下音楽現場物語」を上映できるのはとても理想的なことだと思う。
最初は10年ぶりに再会した金子さんが最初にギター&ピアノのデュオで登場。(ボギーとは10年ぶりだけど、イズミちゃんとは20年ぶりの再会らしい)その昔、福岡時代はバリバリのハードコアバンドのギタリストだった金子さん、今はジャジーでスウィンギンな歌とギターを諫早で聴かせているんだなあ。MCもおもろかった。
続いてイズミちゃんのライブ。会場にふつうに犬がトコトコと入って来て、演奏聴いてる(笑)。おもれーな。
そして、映画「地下音楽現場物語」の上映。終わっていろんな人が感想くれる。ちゃんと観てくれてうれしい。映画の中にも登場する「ラウンジサウンズ紅白歌合戦」を当時、観に行ったというお客さんもいた。
映画の後、ボギーのライブ。諫早はシャイなお客さんが多いと聞いていたので、あえて「ERIMO岬」をぶっ込む(笑)。
終わって、CDがすごく売れてびっくりした。シャイだと聞いていたが、人付き合いがあまり上手くはないだけで、実は優しい人が多いなと感じた。
それは打ち上げでも感じたことで、あんまし打ち上げとかやりたがらないらしい山下くんが「ボギーさん打ち上げ好きだから」とやってくれたこと。8人くらいで佐世保のバンドマンならココ!らしい「まさ」という呑み屋へ連れてってくれた。店主のおっちゃんが名物らしい(笑)。
ミッキーが「ぼく常連なんで!」って張り切って「おやっさん!刺身美味いの入ってます?」といかにも常連っぽく聞くが、おっちゃんに完全無視されるミッキーに爆笑。
3回目の「刺身あります!?」でやっとおっちゃんがのっそりとやってきて「お前、めったに来んやろが!」と突き放されるミッキーにまた爆笑。
出てきた刺身の盛り合わせはさすが港町!めちゃくちゃ新鮮で美味い!!
ゴキゲンだ!!!
しかし、ツアーも6日目となればずいぶん疲れが溜まってたんだろな。気付けば酔いつぶれコックリコックリ寝てしまってた。
朦朧としながら車に乗せられ、今夜泊めてくれるテルくんの家に運ばれた。テルくん家は大きなお寺だった。