9月25日。
夢のような一夜だった「東京30人弾き語り」。
まず会場に入るとまずこの三人が並んで座ってるって光景にくらくらするよね。
出演者、お客さんであっという間に賑わう月見ル君想フ。では感想をいっきに書いていきます。月見ル君想フにて。30人30曲のドラマ+1人。
1)DATCHY(プラズマ11)
この日の出演者の中で一番付き合い古いのがダッチャンだ。だからこそ一番目を安心して任せることができたし、「仲良くしようよ」という歌で会場の緊張感をパッと明るくほぐしてくれた。
2)金佑龍
キムウリョンという名前を来年から変えるらしい。来年は新しい名前でこの企画に出てもらおう。ウリョンは今年から月見ルの店員になってて、打ち上げの仕切りもやってくれた。これがもうめちゃくちゃ助かった(笑)。ありがとうウリョン!
3)横沢ローラ
「百鬼夜行」という歌、大好きだから歌ってくれて嬉しかったし、まさにこの企画が百鬼夜行だよね。今年は夏にローラ企画のイベントにもお呼ばれされてとてもお世話になった。
4)夏生(赤いくらげ)
目のまわりを赤く塗ってなかったから最初おれ夏生ちゃんて気付かなかったんだ。意外とおしとやかだし。でもステージで歌うとヤバイあの声一発で空気を掴む。
5)ふじたけいすけ
熊本から先月上京して最初の東京ライブがこの企画って、最高のお披露目だと思うし、いいスタート切れたんじゃないかな。まだ名も無きこの男のこれからも応援したいなと思う。
6)キムアス(アイアムアイ)
今年シンクロニシティで初めて共演したときめちゃ笑った「445」って曲をやってくれた。やっぱりこの日もウケていた。
7)annasekai
夏のボギー家族ツアーでとても強烈だった藤野の廃材エコビレッジゆるゆる編を企画してくれたのがあんなちゃんだった。でも出会いはもっと前。やっと彼女を自分の企画に誘えて嬉しかった。
8)スパ(パインズマインズ)
阿佐ヶ谷でバーやってるスパ、歌声すこぶるシブい。しかし本当に狂ったような酒飲みで、この日の打ち上げが翌日の昼1時まで続いたのもこいつのせいだからね(笑)。楽しかったケドね。
9)はせがわかおり
数年前この企画に飛び入りとして出たことあるかおりちゃん。今年は正式オファーで出てもらった。もう出てきた瞬間から雰囲気を纏ってて、あの時と全然違う人みたいだった。「セミの歌」、泣いたわ。
10)氏原ワタル(DOES)
さらっと出てきてヒット曲「バクチダンサー」さらっと歌った。ぼちぼちDOESが見たいぜワタルくん。
11)しゃんぺ〜(INN JAPAN)
何年間もほぼ活動してないしゃんぺ〜、本人も「え?なぜ今おれにオファーを?」と思ったらしいけど、この企画は関係ないんよね、旬だからとかリリースあるからとか、そういう理由で誘ってない。単純に見たかったから。相変わらず軽くスベってたけどね。
12)国府達矢
昨年の飛び入り枠で歌ってもらった国府さんに今年はちゃんと出てもらった。歌は昨年も歌った「おつきさま」。この日、ちょうど新しいアルバムのリリース日だったらしく壊れそうなほどナイーブな国府さんだった。
13)三輪二郎
いやもうカッコ良すぎでしょ三輪二郎は。顔つきから歌声からギターテクからぜんぶ最高。福岡に呼びたいわ〜。
14)イノトモ
イノトモさんの笑顔と佇まいってすごく素敵で、歌にもすべてを浄化するのような作用があり、イノトモさんって空気清浄機みたいな人だなーと、昨年初めてお会いしたときからそう思っている。
15)三木清寛ドッペルゲンガー
その風貌、ギター奏法、歌い方、めちゃくちゃ頑張って研究して岡村靖幸に一歩ずつ近付いていこうとしているかただと思う。その想いはとてもピュアで、伝わってくる。
(飛入り枠)アンリ
毎年東京30人弾き語りには飛び入り枠がある。今年は福岡からこの企画を観に来ていたクレイジーボーイことアンリを指名。喜んでステージに飛び上がってきて「傘がない」を熱唱。歌うときもの凄い形相だった(笑)。
16)長久允
出演者すべてがミュージシャンとは限らない。長久さんは「ウィーアーリトルゾンビーズ」を作った映画監督だ。ギターはこの日のために練習し、歌詞も曲も作って挑戦。「綿菓子製造機みたいに」という曲、映画同様に優しさが溢れていた。
17)里中透子
透子ちゃんもミュージシャンではない、でも、以前から歌って欲しいなと思っていた友達だ。この日のためにギターを猛練習しすごい緊張しながら踏んだ人生初ステージ。そういう一生懸命な音は、たとえ上手じゃなくっても胸をぎゅっと掴んでくる。最初の一声にやられた。
18)EBBY(JAGATARA2020 / Electric-Noise-Novel)
一言で言えば、カッコイイしか言葉が出ないステージの立ち姿。阿佐ヶ谷のバーで出会って「じゃがたら好きなんですっ!」て酔っ払って話しかけたのは今年の話。
19)酒井(元)少年
下ネタ会の羽生結弦と言われた天才が今年から下ネタを封印してしまった。しかし、下ネタじゃなくても会場を大笑いさせる姿みてほんと嬉しかったし、こいつやっぱり天才やわーと思った。「さとみパクチー好きなんだね」って歌。
20)折坂悠太
昨年京都のボロフェスタで知り合った折坂くん、あれよあれよと有名になり月9の主題歌まで歌う存在に。で、その名曲「朝顔」を正々堂々と歌い上げる姿に鳥肌立てながら「これぞ真の歌合戦やな…」と思った。
21)後藤まりこ
やたら爪の尖った凶暴でかわいい小動物という印象はまりこちゃんと初めて会った15年前くらいから何も変わってないけど、いまのまりこちゃんの弾き語りすごい好き。「ずるい大人は皆殺し」ほんとそれでよろしく!
22)原田茶飯事
茶飯事にはどの枠でも任せられる、そんな安心感と信頼感を持っている。その気持ちは打ち上げでも、朝まで、ずっと変わらない。次はヨコチンロックカーニバルで朝まで飲もうな。
23)FUCKER
この東京30人弾き語りは今年で7年目だけど、1回目から皆勤なのはボギーとワタルくんとFUCKERさんの3人だけだ。7回も出てるのにやっぱり誰よりも緊張してて、そして誰よりも熱い気持ちにさせる人。今年もありがとうございました。
24)曽我部恵一
今年は「街の冬」。曽我部さんがこの企画を毎年楽しみにしてくれてるのは何より嬉しいし、おれのギターを弾きながら20代の頃から繰り返し聴いたあの歌声で歌ってくれてるの、もうたまらんよね。
25)大槻ヒロノリ(真黒毛ぼっくす)
ああ、この歌が聴きたかったんだ「酔いどれ東京ダンスミュージック」。ボギーと大槻さんの出会いの曲だし、初めて対バンしたあの夜、ステージでこの歌一緒に歌って大槻さんから酒くせぇキスをされたんだ。
26)小川美潮
毎年この日のためにギターを練習し、たどたどしくも心掴んで離さないステージを見せてくれる美潮さんはこの企画のミューズだ。今年は「私はたから」という歌、「♪欠点はこのままヒントだから、裏を返せれば取り柄になるの」という歌詞に感動。
27)石川浩司
ここから元たまの3人が続くという夢のラインナップ。石川さんは「ラザニア」、後半で「♪ボギーのお父さんとお母さんが発情しなかったらボギーは生まれなかった、今夜この企画があるのはボギーのお父さんとお母さんが発情してくれたおかげ〜」めちゃくちゃ笑った。
28)滝本晃司
昨年誘ったとき「そんな恐ろしい企画、怖くて出れません」と断られた滝本さんが今年は出てくれた。しかも大好きな「星を食べる」を歌ってくれた。おれはすっかり酔いどれて夢見たいな気持ちでステージを眺めながら♪ラララランラランララ〜って一緒に歌ってた。
29)知久寿焼
いろんな人の背中を追いかけてここまで音楽を続けてこれた。知久さんの背中なんて中学の頃からずっと。その背中をステージ袖で眺めながら次の出番を待つ気分は言葉にならない。知久さんはたま時代のかなり古い曲「くだもの」を歌ってくれた。
30)ボギー
6年連続で「青い春」歌ってたけど、今年は「バカになりましょう」。それがいま一番ふさわしいメッセージだと思ったからだ。途中で「さよなら人類」も挟んでみた、ステージ袖から知久さんと石川さんが「ついたー!!」ってコーラスしてくれた。こんな幸せなことないよね。
最後に一曲「贈る言葉」歌って胴上げでシメるのが恒例だ。このとき、会場全体がひとつの生き物みたいになる。多幸感に包まれながら大団円!ボギーだけ2曲だけど、これだけは許して(笑)。
今年の「東京30人弾き語り」も言葉じゃ語り尽くせないほど最高に幸せな一夜。あの空間にヒリヒリもドキドキもギラギラもニコニコもぜんぶ詰まってた。参加いただいた30人の歌手のみなさん、ありがとうございました!また来年もお会いしましょう!
終演後はそのまま会場で打ち上げ、あっちこっちで写真撮るのも東京30人弾き語りの醍醐味なのだ。
二次会は過去最高の参加人数!大宴会!!ひたすら楽しい。
居酒屋を追い出され途方に暮れる深夜3時。コンビニでビールを買い、斎場の広場で始発まで飲む。
ひとり、またひとりと寝潰れていく。ちょっとした事件現場みたいな光景。
朝5時半、最後まで残った猛者どもと記念写真を撮って解散。みんなおつかれさまでした!
さあ帰ろう!と、朝の電車で帰ろうとしたらスパが「阿佐ヶ谷でもう一杯だけ飲みましょう!」と悪魔のささやき。まあ、行くよね。負けず嫌いだから。
「鳥良商店」に移動しさらにそこから延々昼の1時まで飲み続けた。とことんバカだ。
で、結局最後はアンリとふたり…福岡と同じか(笑)!
東京ツアー初日からボロボロになっちまったわ。