夜から台風がすごい。
カールのうすあじ、久しぶりに食べると「うそ、こんなにうまかったっけ?」って驚くほどうまい。出汁の味が絶妙!

長谷川先生はとにかく本気で子供と向き合う先生だった。人間臭さ丸出しに子供たちの前で怒ったり泣いたり悩んだり拗ねたり謝ったりもする、自分たちのために真剣にもがく姿をみせてくれた初めての“大人”だった。
そんな先生の姿は当時毎日のように配られたガリ版のプリント「ほうれんそう」の文面からもひしひしと伝わってくる。
そしてこれは卒業式の日に配られた最後の「ほうれんそう」。
長谷川先生の想いに今読んでも涙が溢れてしまう。この先生と思春期に出会えたことが何よりの財産だと思う。そして、先生にとっても本にして残したいほどかけがえのないクラスだったんだなと知り胸が熱くなった。
長谷川先生は卒業から30年も経ってこの「ほうれんそう」を製本し俺たち教え子に送って来た。なぜだろう?と一瞬思ったが、読み返してすぐその意図が理解できた。つまり、今の俺たちがまさにあの頃の親の年齢なのだ。子育てに悩んだらこの本を読んで思い出しなよと先生は送ってくれたのだと思う。