4月12日。 


実を言うと今回の柳原さんとのツアーは不思議な夢から始まったのだ。 
 

数ヶ月前のある朝、夢を見て目が覚めた。それは柳原さんとバンドを組んでスタジオに入ってる夢だった。そのメンバーには石川さんもいたので、おれはとっても嬉しいんだけど妙に気を使う(笑)という夢だった。 

なんでそんな夢を見たのかと不思議に思いながらパソコンのEメール受信箱を開いたら、まさかの柳原さんからメールが!うっそー!って思うよね。でもホントの話。 

「今年デビュー25周年で生まれ故郷の博多でライブがしたいので、ボギーなんか企画して〜」という内容だった。もうあまりのタイミングにびっくり!しかもその数日後には石川さんからも「ボギーなんか福岡でやろうよ」というメールが...(5/1は石川さんと福岡でやりますよ!)。 


こういうの予知夢というのか?それとも神のお告げか?? 


というわけで、いま、柳原さんと3日間のツアーを回ってるのだ。一緒にセッションバンドをやりながら。 


そんな神のお告げツアー最終日は福岡で「ハイコレ134」だ。広島〜別府があまりにもハシャギすぎたので、正直言うと身体はすでにくたくただったんだけど、気持ちはめちゃくちゃ充実しており、そして柳原さんとこんなにずっと一緒にいることも今までなかったので、もうすっかりリラックスした心理状態でもあったのだ。 

つまりはいちばん力の抜けたベストコンディションということ(笑)。 


会場の箱崎水族館喫茶室は、元々ほんとうに水族館があったらしい。 
とても落ち着いたレトロな店内、優しいご夫婦が経営している喫茶店だ。 


リハで柳原さんはここのピアノをポンと弾くなり「わあ、これは良いピアノだなあ」って唸ってくれた。わあい。 



今日は最後に柳原陽一郎さんとボギー、チャンさん、アサミちゃんの四人でセッションをするのだが、アサミちゃんは子供の頃からずーーーーっとたまのファンだったらしく、このセッションが決まって以来、今日の日をずっとずっと待ち望んでいた反面、緊張しすぎて吐きそうな顔してた(笑)。 

そんな状態でリハ、柳原さんはとても優しいので、アサミちゃんもやっと少し緊張がほぐれた様子。 



開場すると外に並んで待っていたお客さんたちがどんどん入ってきた。3日間ぜんぶ観に来てる熱心なファンの方々とはもうすっかり顔なじみになっていた(笑)。いっぱいの店内。蒸し暑く湿度の高い夜だったので、会場はムンムンしている。 



最初はボギーのステージ。 
今回は3日間ともぜんぜん違うステージをやろうと思っていたので、今日はチャンさんにドラムを叩いてもらって激しくしたり、逆にお祭りな曲は外して「アルコールメモリーズ」など静かな曲をじっくり歌ったりもした。 

お祭りのボギーではなく、ミュージシャンのボギー(笑)。 



そして、柳原さん。 
ほんとにすごいテンションだった。いろんな面白いエピソードトークも満載だったし、過去の曲から新しい曲までまんべんなく並べたセットリスト。 

外は小雨の降る中で聴く「オリオンビールの歌」も最高だった。 


後半でセッションタイム! 
「再生ジンタ」「夜のどん帳」「さよなら人類(バカになりましょう)」の3曲をやった。柳原さんの曲はバンドでやるとグルーヴがすごい気持ちイイし、たまの曲のアレンジには強烈なノスタルジックさとアバンギャルドさが入り交じっているのが演奏するとよくわかる!! 

子供の頃に憧れてた音楽家と一緒に演奏できること、こんな幸せなことない。 
音楽を続けて良かった!これはそのご褒美なんだといつも思う。 


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昔からたまファンな、ボギー、チャンさん、アサミちゃんにとってこれがどれだけスペシャルだったことか。サル〜!ってコーラスしながら鳥肌立ってた。また柳原さんが福岡に来るときはこの四人で演奏したいなあ。 


セッションタイムのあと、アンコールがさらに強烈なセットリスト! 
「ふしぎな夜のうた」「オゾンのダンス」「お経」「徘徊ロック」「牛小屋」の流れをノンストップでやりきったあとフラフラになりながら「ハレルヤ」。 

広島、別府と熱演だった柳原さんだけど、福岡は熱演を超えた熱演!!
アンコール3回、全22曲!

生まれた町、博多では嘘はつけない。と全身全霊のロック魂が大炸裂してた。 


炸裂しすぎて最後にもう一度セッションをやる約束を完全に忘れてる柳原さん(笑)。3度目のアンコールの時「ああっ!そうだったあああ〜!」と思い出して再びステージに呼んでくれた(笑)。 



最後は「満月小唄」。 


昔からずっと、柳原さんの曲の中でいちばん好きな曲なのだ。 


最後はお客さんもみんな「ま〜ま〜ま〜」の大合唱!そして拍手喝采で終了した。 


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4人とも完全にやりきった表情してる(笑)。 





ライブ後にヨレヨレになった柳原さんに「ヨレヨレ」3冊をプレゼント。 

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するとヨレヨレだった柳原さんがたちまち元気に! 
「こりゃあ面白か!」と柳原さんも博多弁で大絶賛(笑)。 

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名古屋のモノコトでライブしたときに会場でパラパラとめくって凄く気になってたんだそう。





さあ!打ち上げ、さすがに3日連続の大熱演でお疲れの柳原さん。おれも同じくクタクタ(笑)。
でも幸せな疲労感と充実感。うまい酒だった。 


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広島、別府、福岡と三日間を柳原さんと旅して、いい思い出がいっぱい。 


思うに、柳原さんは生粋の音楽人であり、実は骨太いロックンローラーなのだ。そしてそれ以前にとても純粋に「人」なのだと思った。人が音楽を奏でると言うシンプルなことを、ただただシンプルに追究している「人」なのだ。 


今回はいろんなことを側で学ばせてもらいました。ほんとうにありがとうございました。 





で、柳原さんを見送ったあと、やっと緊張から解放されたアサミちゃんが二次会で急に泥酔して沈没。 

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このあとの惨劇は口にはだせません…(笑)。