6月9日。
いつから6月9日をロックの日って言うようになったんだろう。単なるダジャレだし、いちばんロックから遠い気がしてしまうのだ(笑)。ロックは毎日毎日やってくる。
今日は秋葉原グッドマンで「69の日に、生き方ロックな3人会」というタイトルが付いていた。生き方ロックな3人とは、柳原陽一郎さん、平井正也くん、ボギー。柳原さんとも平井くんとも、音楽で旅をするなかで出会ってきたので、今夜この3人が集まり、音楽を奏でることが出来るのはとても嬉しく。このタイトルもしっくりくるのだ。
グッドマンに着くとすでに柳原さんと平井くんがノートに今日の段取りを書きながらミーティングをはじめていた。柳原さんが提案した今夜のアイデアはとても面白くて、わくわくするものだった。さすが長いキャリアの中でたくさんの音楽家たちとの共演をくり返した来た大先輩である。引き出しも懐も深くていっぱいの柳原先輩に俺と平井くんはすっかり身を委ねる(笑)。
リハーサルはたっぷり2時間やった。リハーサルと言うより、どこか舞台の稽古というか、これからこのステージを使ってミュージカルが始まるようなそんなリハーサル。
今夜はもうこの時点で間違いなく素晴らしい夜になることを確信した!
確信した俺は、リハのあとひとりふらりと呑み屋に行く(笑)。ライブを観にきたさかな君とバッタリ会ったのでお供してもらう。
看板に吸い寄せられるように飛び込んだ大衆酒場「山城屋」。
雰囲気よし!
店主の老夫婦はどちらも耳が遠くてなかなか注文が通らないので、大きな声でゆっくり「さ〜つ〜ま〜あ〜げ〜と、し〜め〜さ〜ば〜!」って注文する(笑)。
店内は可笑しな張り紙がいっぱい。
店の50周年パーティーのための募金とか呼びかけてるし(笑)。
店主の肖像画も狂ったような良い味だしてる。
こんな店で呑んだ日のライブは確実に絶好調なのだ。
開演時刻きっかりにグッドマンに戻る。フロアはお客さんで賑わっていた。
柳原陽一郎×平井正也×ボギーの男三匹による宴のはじまり。
ステージは、グランドピアノとギターアンプとドラムセット。それぞれのソロステージに代わる代わる加わってコラボで紡いでいくという進行なのだ。
最初は平井くんのソロステージなんだけど、後半でボギーがドラムで入って祭り太鼓の乱れ打ち(笑)。
そのままボギーのステージになだれ込み、後半は平井くんのギターと柳原さんのピアノが加わり3人で「星のOHAKA」。
そして柳原さんのソロステージがはじまり、美しいピアノの音と柳原さんの歌にとろける。後半は平井くんの「紅茶」を2人でセッション、これが息を呑むほどめちゃくちゃきれいだった。
さらにここから後半戦に突入〜!
ふたたび3曲ずつ回しで平井くんのソロ、後半にふたたびボギー乱入(これは打ち合わせ無しw)。
ボギーと柳原さんの必要以上に美しいハモリで「うんこ」(笑)。
「うんこ」後半に平井くんドラムで乱入(これも予想外w!)。
巻き起こる「うんこ!うんこ!」の大合唱、この日、会場でFOODを提供してくれていたスパイスアディクトさんのカレーの売り上げに影響が出ないか心配しつつ「うんこ!うんこ!」(笑)。
エンディングは柳原さんの「再生ジンタ」「さよなら人類〜バカになりましょうバージョン〜」を3人で楽器をくるくると持ち替えてセッション!「さよなら人類」のときに会場全体が宇宙にワープするような不思議な感覚になったのは、やっぱり楽曲の力だなあと思った。今聴いてもほんとにすごい曲。
巻き起こるアンコール。
最後はRCサクセションの「夜の散歩をしないかね」。柳原さんのピアノにぴったり密着してボギーと平井くんの歌でラストを飾った。この三人でキヨシローの曲やれたの、すごく嬉しかったなあ。
アンコール終わっても鳴り止まない拍手。
数珠つなぎの構成で途切れることのない2時間半はアッという間だった。
それぞれのミュージシャンシップが炸裂し、入り混じり、溶け合い、魔法みたいな夜。
この余韻はしばらく解けそうにない〜。
友達もたくさん来てくれてて、ホワイトベリーの前田由紀ちゃんや天野明香ちゃん。
別府のすま子ちゃん、50'sハイティーンズのケイちゃんも久しぶりに会いにきてくれて嬉しかったな〜。
ライブ後はおとなしく東中野のクリ&シンちゃん&かえちゃん宅に帰宅。ぐっすりねる。そして起きるとシンちゃんがマサラワーラーの朝食セット!う〜ん、このスパイスで今日もがんばれそう!
さあ!今日から初の福島ツアーへ突入だあ!!!
つづく。
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