2月16日。 

ボタヤマオリンピック
 

ザ・ボットンズ主催の「ボタヤマオリンピック」にノントロッポで出演させてもらった。VooDooLoungeを丸一日使って、福岡のバンドと関西のバンドが半分ずつ合計20バンド。選ばれたバンドたちはすべてボットンズが今まで活動してきた中で切磋琢磨しあってきた強者揃いだ。みんな「俺らが一番すげーライブやる!」って思ってるような現場叩き上げのギラついたライブバンドばっかり。だから「フェスティバル」じゃなくて「オリンピック」と名付けたのはズバリ正解だと思う。 


ボットンズがなぜ愛されてるか?それはボットンズのライブを見れば一目瞭然、“真っ当で馬鹿正直”だからだ。ステージに嘘が無い。のし上がるために誰かを利用しようとしない。媚びは売らない。喧嘩は売る。でもお客さんにも対バンにも、愛を持って挑んでる。身体張って、身銭削って、なにもかも音楽に捧げてる。 


そんなボットンズの呼びかけだから、どのバンドも本気で応えるのだ。 



当日、おれは準備始まる時間から顔出した。こんだけのバンド数を仕切るのがいかに大変か分かってるし、初企画でテンパッてるのは想像つくから(笑)。案の定、顔面が真っ白になってるフーがそこに居た(笑)。 

フーたちが気付いてなさそーな部分のケアをササッとコソッと手伝う。 



14時、ボタヤマオリンピック開始!!こんな真っ昼間からすでにお客さん100人くらい入ってて、一番目の鮫肌尻子とダイナマイトから盛り上がってた。 

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当初、出演者として誘われてなかった鮫肌尻子がラウンジサウンズのときステージから「ボットンズさん!鮫肌尻子を出してくださーーい!!!」と猛烈にアピールし、出場権を自らむしり取ったあの夜。きっと誰よりも出れて嬉しかったと思うし、気合い漲る素晴らしいオープニングを飾ってた。 


関西勢は知らないバンドもたくさん出てたけど、どれもこれもギンギンなやつらばっかりで、その勢いに圧倒される。B玉、ギャーギャーズ、レッドスニーカーズ、どこも良かったが、特にvalvaとネオンズは最高だった。POPで好みの音楽。 

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この日、会場の隅をお借りして「モンド画伯の似顔絵屋さん」も開店、次から次にお客さん来ては絵を描きまくるモンド。 

東京から見に来たアーバンフェチのうめこちゃん。 

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同じく東京から“名物お客さん”のタニグチくんも見にきた! 

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ボロフェスタでボギー観て京都から来てくれたという女の子もいて嬉しい。 

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おお!魔界からカシナポのKまで来てる!最近どこにでも現れるな(笑)。 

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そう、すげえなと思ったのは、全国からお客さんがボタヤマに集まってたこと。千葉、埼玉、群馬、新潟、名古屋、神戸、などなど、話したお客さんだけでもこんなたくさん。 

県外から来たお客さんや関西のバンドマン達は、VooDooLoungeの雰囲気と、福岡のお客さんのノリにカルチャーショックを受けた様子。おれもいろんなとこ回るけど、やっぱりVooDooLoungeは独特で面白いと思う。 



ライブはどんどん進む、進むに連れて人もさらに増える。おれは主催じゃないので、今日は仕切りも司会進行もDJもしなくていいのである。だからずーーーーーっと呑んで、踊って、いろんな人とおしゃべりして、遊びっぱなし。とにかくゴキゲンだ。 


and young... が、ボットンズの「ロックンロール」をカバーした、カバーというより、加納さんが勝手にぽろ〜んと歌いだし、メンバーがあわてて合わせたルーズな「ロックンロール」。あれは最高の雰囲気を作り出したし、愛情に溢れてた。 


百蚊、folk enough、同世代だ。だからこそ、彼らが良いライブをやると燃える。このあと、nontroppoの出番を控えてるのだが、あのようなギンギンのライブをやられては負けじ魂に火が着きまくるではないか!!! 

心地良い酔いはどこかへブッ飛んで、頭は冴え、脳内麻薬ブッシャー!と溢れ出し、ギンギンギラギラの目になってきた。 

ナックさんが「ボギーさんの様子がハンパねぇ!! 気を抜いたらぶっ殺されそうや!」とツイートしてたんだけど、たぶんそのとき、殺し屋みたいな目つきだったと思う。 


そんでライブは、アレンジ加えた「赤い彗星」と、「ナイトオブトロピカリア」。20分で2曲を完全燃焼。 

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控え室で次に出番のマーヤと言葉を交わした。それは本気のライブをやり終えた者と、これから本気のライブをブチかます者の言葉。 


サブステージでは、オクムラユウスケが大爆発してた。我が弟ながら、こういうときのユウスケは無敵だなと思う。本気で最強だ。 

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オクムラブラザーズVSキングブラザーズの流れ(笑)。この組み合わせはおもろいなあ。 


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そしてキングブラザーズ登場。ボットンズがどれほどキングブラザーズを敬愛しているか知ってるし、今日のこの日に辿り着くまでのいろいろなことを想像しながらキングブラザーズを見つめるボットンズのフーの横顔を見ていた。実にうれしそーな顔だ(笑)。 

ケイゾウくんの爆音ギターと新ドラマーの破壊力あるドラム、そんだけであの音の壁!!マーヤは人の上を歩き、神々しかった。ロックに選ばれし男だ。 

じゃないとこんな写真は撮れっこ無い(笑)!!!! 

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フロアの後方にドラムセットごと移動してきて暴れまくるキングブラザーズ、踊り狂うお客さんたち、そのもの凄い光景をおれはDJブースの中で見てたら、鬼の形相で叫びまくっていたマーヤが急にくるっと振り返って、おれの顔見てにっこり笑って爽やかに敬礼してた。おれもにっこり敬礼。 


それは楽屋でした会話の続きみたいなもんだった。 


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サブステージではクリトリック・リス。盛り上がりまくる。お客さんからいじられまくり、最後はストロボライツのゆうじくんとキッス(笑)。 

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「こんなキッスで盛り上がるな!もっと音楽で盛り上がりたいんや!」というスギムの叫びが面白すぎた。 



ワッツーシゾンビも盛り上がった。「I LOVE YOU」って曲のとき、フーとキラくんがわーっ!て前にツッ込んで踊りだしたのも、いいシーンだった。 

ボタヤマのライブレポはいろんな人が書いてるけど、ワッツーシのアンリくんが書いたレポを読んで欲しい。泣ける。 




ボタヤマもいよいよ頂上に迫り、ポカムスでみんな踊りまくる。 


で、いよいよ大トリでザ・ボットンズ。イベントは1時間押し、でもお客さん、ぜんぜん減ってない。みんなボットンズで大暴れしたがってる。山の頂上、見たがってる。 

ボットンズはいつものボットンズのライブをした。感極まって泣いたりしないし、感傷的なことも言わない。特別な曲やら特別な演出も何も無い。いつものように「クソ」だ「ファック」だ「おまんこ」だと歌い。できたての新曲を歌い。いつものようにチューニングは狂い、いつものように弦は切れ、いつものようにヘドロはボコボコにされた。 


みんなもいつものように踊り、暴れ、飛び、叫び、中指突き上げ、福岡勢も関西勢もみんなぐちゃぐちゃになってニコニコの笑顔だった。 


そこには愛が溢れていたよ。 


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世話になったバンドを全部呼んで祭りをやる、これはとても凄いことだ。世話になったら世話で返す。あたり前のようで、これをやれてない人は多い。世話を焼くばかりでもダメだし、人の世話になることだけしか考えてない人間のまわりには“愛”は溢れないだろう。 

人は誰でも、誰かの世話になったり、世話を焼いたりして生きている。 
その繰り返しが、人を動かす大きなエネルギーへとつながっていく。 


ボタヤマオリンピックが特に素晴らしかったのは、そこだと思う。 



ボットンズが福岡のバンドで本当に良かった。鼻が高いぜ! 



フーのレポも素晴らしく愛情こもってるから読んでね。 




さあ!ここからは楽しい楽しい打ち上げだ!! 

佐世保から見にきた嘘つきバービーのゲルシーは、ビーサンで来てたため足を骨折した(笑)。でも、打ち上げに来ると言う素晴らしいアホだ。 

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山登りは、登山より下山するときのほうが危険が多いと言う。 


最初は、出演バンド全員に金メダルがかけられたりして和気あいあいと可愛らしく呑んでたんだけど。 

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スギムの酒相撲がはじまったあたりから、みんな壊れ始めた。 


「なにしてくれとんじゃこら!スギムなめんなよテメー!!」 

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さっきまでしおらしくモジモジと呑んでたネオンズの女子が凶暴化してるっ! 


「このハゲッ!このハゲッ!このハゲッ!」 

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頭ベシベシ叩かれるスギム。 
さらに馬乗りになって上から唾吐かれ... 

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首をぎゅうううううううううううっ!!!! 


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その頃おれは、ヒップホップの人みたいにブイブイモテていた。 

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打ち上げサイコー! 





ボットンズに愛と感謝を込めて。