10月18日、「東京30人弾き語り」この企画も今年で3年目となる。福岡では「40人弾き語り」として10年以上ずっとやってる企画だが、福岡の場合だと毎年ほとんど宴会状態のバカ騒ぎになっちゃうのに対し、東京だと飛んでもなく豪華なメンツが集まるので、緊張感がすごいのだ。

ボギーの役目は毎年「30人を選ぶこと」そして「その30人の名前をずらりと書いた垂れ幕を作ること」である。

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あとは会場に30人の音楽家と、限定100名のお客さんが月見ル君想フに集まってきて、息を呑むようなドキドキとわくわく、そして夢のような時間がはじまるのだ。



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これだけの顔ぶれがたった一曲を歌うために一堂に集まって、一本のギターを回し弾きしていく。こんなにもシンプルで、こんなにも怖い企画はない。たった一曲、そのたった一曲がその日の全てなのだ。


では、出演順に30人すべての感想を。
(写真はボギーおよび鈴木英生氏撮影のものを混ぜてます。鈴木くんありがとう!)


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1)原田茶飯事

いちばん大事な一番手、その日の空気を作り、流れを作る役目。茶飯事はボギーのことをいつからか「兄貴」とよぶ、照れくさい呼び方だけど、茶飯事にならすんなり「おう!」と返せる。たくさんの現場で揉まれて来た、そういう兄弟だ。茶飯事は意外にも静かに丁寧に歌い始めた。それがこの日の“空気”だったのだろう。


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 2)戸川祐華

つい2ヶ月前に山口から状況したての小っこい戸川ちゃん、少しでも東京に友達増えてくれたら良いなと思いオファーした、親心というやつか。いやいや、戸川ちゃんの歌は素晴らしいのでほおっておいても知られることになるだろう。会場から「ちいさい〜」って声がもれる(笑)。


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 3)東行

去年、東京で竹原ピストルvsボギーというツーマンライブがあった。そのときにオープニングアクトで出ていたのが東行くんだった。もう一度会いたいなと思っていたのでオファーしたんだけど、この日もめちゃくちゃおもろくて短い曲で笑いと歓声をもぎ取っていた。


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 4)ムスキ・アルバボ・リー

去年の30人弾き語りではじめて歌を聴いてびっくりしたムスキくん。今年も可笑しすぎる七色の奇声と謎すぎる世界観の歌を披露し、会場をざわつかせた(笑)。


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 5)原秀爾

20年ほど前に福岡のライブハウス「照和」のマネージャー。今回の30人の中では最も付き合いが古いのが原さんで、ボギーの「青い春」の歌詞に出てくる「♪屋台に集まる野良犬たち〜」の野良犬の一人である。いまは東京で先生をしながら歌ってて、相変わらず実直な歌と声を聴かせてくれた。



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 6)樋口太陽(A FREETER)

昔ラウンジサウンズに出てたA FREETERの樋口くん。いまは東京でCM制作や芸人さんの歌ネタを作る仕事をしている。COW COWの「あたりまえ体操」は樋口くんの声だ。この日は自身が作詞作曲をしたという母校「猪位金学園校歌」を歌っていた。母校の校歌を作るってすごいよな。


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7)双葉双一

6年くらい前に京都で共演してから実はずっとファンだった双葉双一さん。客席から「王子様~!」と声援とぶなか、淡々とギターを肩にかけ一言「なんだこのギター?」で爆笑を誘う。ストラップがめちゃ短かったから(笑)。「皆さん、早くも前半の山場です」も「今夜は賞金すべてかっさらいます」もMC最高!



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8)上田健司(KENZI & THE TRIPS / the PILLOWS /etc)
「今やってるバンドは東京ノントロッポ、スターリン、ゆず、です。」というMCで歌いはじめたウエケンさん、明日からゆずのツアーが始まるという忙しい合間を縫って出演してもらった。ウエケンさんの武勇伝の数々は聞いているけど、こうやって歌を聴いてると本当に優しいんだよなあ。

 
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9)白石ひかり
今年福島ツアーのとき郡山で共演したひかりちゃん。たった一曲歌うためだけに日帰りで来てくれた。椅子に片脚をのせて、挑発的すぎる目力とウィスパーボイスで魅了。エロかった。ひかりちゃんはすごい美貌だけど、音楽も素晴らしい感性をもっている。もっと注目されていい才能。

 
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 10)三輪二郎

三輪二郎さんは風貌、声、ギターテク。すべてパーフェクトに良い匂いぷんぷんさせて、会場の温度を上げてくれた。終わったあと俺の耳元で「いまの東京に必要なのはこういうイベント、企画してくれてほんとにありがとう」って言葉、嬉しかったなあ。

 
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 11)butaji
北浦和クークーバードには年に何度も歌いに行くのだけど、必ず見に来てくれてそのあとも一緒に呑み明かしてくれるのがbutajiだ。すごい落ち着く良い声をしてるなと思ってたけど、ミュージシャンだってこと、最近まで実は知らなかった(笑)。すごく都会的で良い歌を作ってるな〜。
 


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12)mmm

何年か前にはじめて共演した日、音楽より先に酒に付き合ってくれたmmm。その後、音楽やめちゃったと聞いてざんねんに思ってたんだけど、また歌いだしてくれて嬉しいな。この日はとても静かな歌を静かに歌って、なぜか落ち込んで呑みすぎて帰ってしまったという(笑)。また出てよ。


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 13)松本敏将(tobaccojuice)

去年はじめて歌を聴いた。すげえなこいつと思った。変なやつだなとも思うけど、それはとても良い意味で音楽にまっすぐな人間なんだなと感じる。去年東京30人弾き語りに出た後めちゃ感化されたらしく、同じような企画を主催するようになったらしい。


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14)下津光史(踊ってばかりの国)
2年前に福岡で弾き語りのツーマンをやったとき、ふたりでべろんべろんに酔っぱらって抱き合ったまま踊ってたらバーの厨房でハデに転んじゃって、おれは腰を打撲し、下津は手首を痛めた。またあんな呑みかたしたいけど、下津は飲酒を止められてるんだってね(笑)。わはは、それが良いと思う。


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 15)戸渡陽太
福岡から上京したての戸渡、福岡40人弾き語りには毎年のように出てるけど、東京のノリは全然違うからさすがに緊張してる様子(笑)。彼が高校の頃からずっと知ってる、来年は全国にその名を知らしめる存在になるだろうか?がんばれよー!
 


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 16)マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)

GEZANは素晴らしいバンドだ、でもマヒトのソロもすごく良い。去年、東京でマヒトの弾き語りを初めて聴いたとき、言葉と空気感にぞくーっとした。やはり今夜も30人の中で独特の光を放っていたように思う。


butajiあたりからの流れはしばらく若くて才能ある歌い手が続いた、ひりひりとした緊張感のなかで不思議とみんな静かに丁寧に歌を紡いで行くような感じだった。


そんな若手たちが歌っているあいだ、出番直前まで緊張で吐きそうな顔してるFUCKERことレスザンTV谷口さん(笑)。

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出るの3年目なのに、毎年この表情をみせてくれる。

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 17)FUCKER(less than TV / FOLK SHOCK FUCKERS)

しかしステージに上がれば豹変!静かで落ち着いた空気を引き裂くようにFUCKERさんが暴れ叫んでパンク一筋やりちぎってくれたのがカッコ良かった!やっぱ大好きだ〜!!!

 
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 18)jon yon sunとジョン(犬)

そのあと登場したジョン()。とにかく絵面がシュールすぎて最高!弾けないギターを練習しての参加、ありがたい~。ジョンさんともかなり長い付き合いだよなあ。うん、この日の出演者の中では2番目に長い付き合いだ。


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19)三沢洋紀(ex.ラブクライ / 三沢洋紀と岡林ロックンロールセンター)
あまりにもモジャモジャになってたので会場で会った瞬間三沢さんだとすぐに気付かなかった!相変わらず良い具合にテキトーでぜんぜん緊張してないように見える(笑)。おれの中ではイメージは浮浪雲の雲さんなんだよな〜(笑)。あこがれる。


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 20)さや(テニスコーツ)

実はいままでちゃんと共演したことがないのだけど、なぜかお互いに知っており、メールのやり取りなどを数回しているテニスコーツのさやさん。ギターを最後まで触りもせずに歌いきった(笑)。でもすごい包み込むような歌で、素晴らしかった。 

 
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 21)しゃんぺ~(INN JAPAN)

インジャパンしゃんぺーは「若者の矢沢離れ」と「若者の実験音楽離れ」を解決する策として適当に開いた「成り上がり」の永ちゃん語録に即興で歌を付けるというスタイルで5曲歌った。5曲て(笑)!この日唯一客席から「帰れー」のヤジが飛ぶ(笑)。

 
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 22)氏原ワタル(DOES)

DOESワタルくんはこの企画に3回連続出演。毎回、この企画のために新曲を書き下ろして挑んでくれることに心意気を感じる。そして必ず打ち上げまで付き合ってくれる(笑)。 福岡の打ち上げ文化はなかなか理解しがたいかもしれんけど、とことん限界まで呑んで潰れかけながら迎える朝は美しいのだ。

 
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飛び入り)はせがわかおり

恒例の飛び入り枠、「誰か歌いたい人いる?」って言ったら三輪二郎さんが「この子、歌ってる人だよ」と推薦。初めましてのはせがわかおりさん。歌、良かった!あの緊張感バリバリの流れから突然の飛び入り指名であの空気感作ったのすごいね。



さあ、ここから後半は畳み掛けるように豪華な流れ!真黒毛ぼっくす大槻さんくじら杉林さんさかなポコペンさん小川美潮さん知久寿焼さんの流れは最高に贅沢な時間で、俺はすっかり酔いどれてしまっていた。
 


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 23)大槻泰永(真黒毛ぼっくす)
大槻さんがステージに立ってニヤニヤしてるだけで魔法がかかる。ギターを弾いて歌いだせば酔いが回る。人間がそのものが音楽のようなそんな人。聴いてるとお酒が美味くなるんだよなあ。
 


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24)杉林恭雄(くじら)

最年長のくじら杉林さんは、ギター生音に生声で客席がんがん煽って煽って一番若さ溢れるステージング!ステージの隅から隅まで動いて、いっきに会場全体を熱くしてくれた!杉林さんはこの企画2度目だけど、ほんとうに毎回楽しそうに参加してくれてそれがとても嬉しい。


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なぜか自分のギターを背おって持ってきたポコペンさん。「手ぶらで来るのはなんだか落ち着かなくて」と可愛らしい~(笑)。本番では弾き始めた曲をイントロで止め「やっぱり、8ビートやります!」と違う曲を!カッコいい!そしてお美しい!!ポコペンさんの歌声、ホントに天使みたい。

 
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 26)小川美潮(ex.チャクラ / フ・タウタフ)

今回いちばん楽しみだった小川美潮さん。この日の為に弾けないギターを一生懸命に練習してくれたという、もうそれだけで感動!ぜんぜん弾けてなくてズタボロでしたけど(笑)それでも美潮さんはやっぱり人間力がぶわわっと滲み出てる人なので、会場全体がふわっと優しい空気に包まれててさすが凄い!って思った。
 


美潮さんの演奏を見守るように見つめる共演者たちもまたすごい顔ぶれ。金子マリさんもこの日はお客さんとして見に来られていた。


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27)知久寿焼(パスカルズ / ex.たま)
そんな夢みたいな流れにのってついに知久寿焼さん。中学生の頃からずっと憧れ続けてた知久さんが自分のイベントで自分のギター弾いて歌ってくれた、それだけでもう胸がいっぱい!曲は「月夜の病院」を。知久さんが歌いだした瞬間、あの優しくて懐かしい声に会場全体が包まれ、多幸感でふわっとなってた。 

 

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28)金佑龍
最近各地でボギーの「贈る言葉」(ほんとは海援隊のだけどw)をカバーしてくれてるウリョン(笑)。この日も贈る言葉や長渕などのエッセンスをふんだんに取り入れて28番目というポジションをスベるギリギリのラインで上手く綱渡りして盛り上げてくれた。


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 29)有馬和樹(おとぎ話)

1番に原田茶飯事、28番に金佑龍、29番におとぎ話ありま。ボギーのこともこの企画のこともよく知ってくれてる3人に大事なポジションをお願いした。3人それぞれ言葉と歌で大事に表現してくれてありがとう!おれは次に出番を控え、舞台袖からありまの歌を聴いた「COSMOS」シンプルに響く良い歌だよなあ。

 

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 30)ボギー(nontroppo / 東京ノントロッポ)


最後30番目はボギー。ギリギリまでやる曲を迷ったけど、ステージ袖でありまの歌きいてたらやっぱり「青い春」が歌いたくなった。三年連続で同じ歌(笑)。
 


そのままボギ八先生「贈る言葉」!

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出演者をみんなステージに呼んで最後は胴上げワッショイ!!!

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結局最後は毎年同じシーンで終わってるんだけど(笑)そんなイベントってのも良いんじゃないかなあ?来年もまた同じ光景を見せたいし、来年はどんな30人と出逢えるだろうって考えるとわくわくだ。

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今年出てくれた皆さんには心から感謝でいっぱい!!



東京30人弾き語りは、音楽で旅をして繋がっていったひとりひとりとの思い出が詰まってる。おれにとっては最高に幸せすぎる空間で、あの空気もう一回最初から吸いたいって思うほどだ。


歌で繋いだ人生ドラマ。30人に盛大な拍手を!!!!!
 


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終演後の会場はありえないような組み合わせの写真撮影会があちこちで(笑)。

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この写真、お気に入り(笑)。

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ごきげんな大槻さんとボギーとありま。

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同郷の先輩後輩。

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くじらとさかなとブッダってすごい組み合わせだ〜(笑)。

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戸渡り、ワタルくん、ボギー、マヒト、知久さん!この組み合わせも不思議(笑)。 

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好きな人に囲まれて幸せすぎる〜〜〜!!

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楽しい宴も徐々にひとり、またひとりと家に帰っていく。

場所を移動し、居酒屋で打ち上げは朝まで続く!!!みんなへろへろになるまで呑む。


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祭りの後のさびしさが苦手だ。


だから最後の最後まで打ち上げしてしまうのだろう。
そして祭りが終わればまたすぐに次の祭りをおっぱじめてしまうのだろう。


ゾンビのようにふらふらと街を歩き、電車に乗り、気付けばそのまま戸渡くんちに移動し部屋呑み開始(まだ呑むんかい!)戸渡くんの相変わらずしょーもない話を延々聞きながらやっと眠った(笑)。 


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結局朝の9時半くらいまで呑んでたのね。


ボギーの胴上げツアーレポ!(3)「ボギーソロリサイタル@北浦和クークーバード」へつづく。