10月24日。
早朝、TACOさんと一緒に名古屋から豊田に出発!今日は豊田市で毎年開催されている入場無料のフェス「トヨタロックフェスティバル」に初出演なのだ!会場に到着、トヨタスタジアムめちゃくちゃでかい!!!
メインステージではちょうど原田茶飯事バンドがリハーサル中、気合い入っとるなあ。
こちらはトヨロック主催者のヒグーさん、愛知でほぼ知名度のないボギーを気に入ってくれてトヨロックに大抜擢してくれた上、公式Tシャツのデザインをモンドに依頼してくれた。ほんとうに感謝である。そんなヒグーさんの期待にも今日はぜったいに応えたい。
そんなボギーのステージはここ。目の前を緑がひろがるグリーンフィールド!つまり、だだっ広い芝生広場(笑)。
出番は一番目、お昼の12時過ぎからこのグリーンフィールドで歌うのだ。遠くで子供たちが走り回ってるのが見える。果たしてここにお客さんは集まってくれるのだろうか?
「はーい!子供たちーーーっ!!世界的に有名なあのボギーのステージがはじまりますよー!みんなが大好きなうんこを歌いますよーーーーっ!!!」
というめちゃくちゃなことを叫んで1曲目は「うんこ」。やっぱり広大な芝生の真ん中で「うんこ」したくなるのは必然なのだ(笑)。でもぜんぜん子供たち集まって来ない、そのかわり大人たちがぞろぞろと周りに集まって来た!しめしめ。
あとは徐々に徐々にほぐしながら、距離を縮めながら、自分のペースに巻き込むのだ。
気がつけばいつも通りのボギーのステージ。みんな肩を組んでヘッドバンギングしながら「贈る言葉」を歌ってくれていた(笑)。ヒグーさんもきっとガッツポーズをとってくれただろう。
「アウェー」っていう言葉をネガティヴに使う人が多いけど、アウェーってことはまだ誰にも自分のことを知られてないってことだから、ゼロから組み立てることができる。それってめちゃ自由なんよ。
俺はアウェーが一番ワクワクする!
トヨロックのボギー、完全アウェーなグリーンフィールドステージで、最終的には胴上げまでいけた。
ワーッショイ!ワーッショイ!
胴上げされながら見た空。でっかくてきれいだったなー。
さ、自分の出番はさっさと終わってしまったのでビール片手にゆっくりトヨロックの会場を楽しむ。
会場のあちこちでむちゃたくさんの人から「ライブよかった!」って酒をおごってくれた。いろんな友達にも会いまくり!
伊勢で共演した破壊王英亜!
リトテンなどのDUBエンジニアでお馴染み内田直之さんとも久しぶりの再会。
ボギーの誕生日ライブの日に飛び入りで歌ってくれたあおきもえちゃんにも再会。
東京30人弾き語りのときも茶飯事と朝まで呑んだけど、トヨロックでも一緒に呑めて嬉しかったぜ兄弟!
2年前に三重で会ってびっくりした「藤井よしえ」にそっくりな方にも再会できて嬉しかった。名前もよしえさんという偶然。話してるとなんだか不思議な気分になる(笑)。
他にもPLUTATAのみんなやレイニーのフクちゃん、ズボンズのマチコちゃん、などなど。ぶらぶら歩くだけで楽しか~。酔うわ~。
スタジアムの周りをぐるりと飲食ブースや雑貨などの出店が並んでおり、ほんとにぶらぶら歩くだけで楽しい。ここはスイーツばかりが並ぶGREEN SWEETS STREET。
こんな豪快なお肉も食べれる!
トヨロックフェスのオフィシャルTシャツ販売コーナー、モンドが描いた限定100枚は初日でアッという間にほぼ完売状態の大人気だとか!イェーイ!
いろんな場所でモンドのデザインしたTシャツを目にした。嬉しいなあ。
こんな愉快な大道芸やチンドン屋さんも練り歩いている。
ステージの木の装飾がかっこいいステージや。
スタジアムの裏手にはクラブミュージック中心のダンサブルなステージもあった。
いちばん興奮したのはグリーンフィールドでハードコアなドラム三台による格闘技みたいなセッションをしたDRUMS-LEE。あれには血がたぎったな〜。
2デイズなので泊まれるようにキャンプサイトまであり、ものすごい数のテントが張られている。
とにかくトヨロックは、あちこちでワクワクすることがおきていた。
こんなワクワク楽しいフェスが入場無料ってのがすごいっ!!!!
豪華なゲストバンドもたくさん出ているけど、地元のバンドもちゃんと存在感ある場面に出ているし(2デイズのトリは地元のタートルアイランド!地元の祭りで地元のバンドがトリを務めるフェスって意外と少ない、これは素晴らしいことだと思う。)これほどちゃんと考えられてるバランスの良いフェスって滅多にないんじゃないだろうか?音楽だけじゃなく食文化も地元飲食店が一体となって祭りを楽しんでる感じ。そして子供が遊ぶ場所もあるから親子連れも気軽に来れる。制服姿の高校生たちもいた。規模は巨大なのに隅々まで手作り感があるのがいい。
おれはてっきり豊田市やTOYOTAから莫大な協賛金が出ているからやれているのだろうと思っていた。しかし、それは大きな勘違いだったことを主催のヒグーさんから聞いた。資金面のほとんどは、飲食の売り上げや出店料、キャンプサイトの運営やカンパ金、もちろんモンドの描いたTシャツの売り上げも含め必死にみんなでかき集めたものだという、協賛金は足しになる程度だそうだ。
最初は小さいな規模で始めたトヨロックも年々大きなり、来年で10年目らしい。 昔、福岡で10年間やった無料野外フェス「総決起集会」と「トヨロック」が重なって見える瞬間が何度もあった。それはこのフェスの主催者が豊田市でもTOYOTAでもなく、たった3人の人間が巻き起こしたエネルギーであることを知り納得し、そして共鳴しまくった。
この規模の野外フェスを無料でやるってすごくすごく大変なこと、自分も10年やってたから分かる。分かってない人がとやかく言うことも含めわかる。トヨロック、俺は全面的に支持!
夕焼けがきれいだなあ。
夜のトヨロックも最高だった。
リトルテンポのトロピカルな演奏を聴きながらビアガーデン状態(笑)。
橋のたもとにあったこのカドヤ横丁もすさまじい活気だったなあ、ここで朝まで呑み明かしたいほどいろんな人と意気投合した。
今年、このフェスに出逢えてほんとうに良かったなあ。
もし来年もトヨロックに誘われたならぜったいに家族も連れて行こう。そしてテントに泊まっちゃおう。
後ろ髪を引かれながら、トヨロックを後にする。
ボギトーク名古屋を企画してくれたTACOさんとトヨロックに誘ってくれたヒグーさん。
ふたりへの感謝を胸に次の祭り会場へ発つ(といいつつこの夜はTACOさんの家に泊まらせてもらったんだけどねw)。
明日は京都で祭りが待つ!!!
ボギーの胴上げツアーレポ!(8)「京都ボロフェスタ」へつづく。
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