6月13日。
この日のラウンジサウンズは3バンド60分勝という「対マン」企画で100人近いお客さんと、演者の素晴らしいステージにより大興奮の一夜になった。
この日のラウンジサウンズは3バンド60分勝という「対マン」企画で100人近いお客さんと、演者の素晴らしいステージにより大興奮の一夜になった。
それはすでにリハの時間から始まっていたのだ、島崎智子さんのサウンドチェック、ただならぬ真剣さ。かれこれ一時間近く続いた島崎さんのサウンドチェックがすでにライブみたいに面白すぎるし、背筋がのびる。俺なんかすぐ飲みに行きたいからリハはささっと終わるタチなんだけど、ちょっと反省しちゃう(笑)。ヒリヒリするわ〜。
今日はみんなリハみっちりで誰も前打ち上げに付き合ってくれないので、ひとり寂しく松屋に牛丼食べに行ったら、隣がミチさんだった。
ブードゥーに戻り、開場。お客さんどんどん入ってくる。空気が期待に膨らんでるのを感じる。
二番目は一転して静寂なるピアノ弾き語りの島崎智子。胸を締め付けられる言葉たち、これは聴く映画かなあ。言葉ひとつひとつにシーンが見えてくる。今夜は静かな曲が多かったけど、ぎんなんの歌にいちばんホロリときた。60分釘付け。
尻子が古着屋の店員でまだ名も知らない頃、徐々に顔なじみになっていき、バンドに憧れる女の子からやがてバンドを始めるようになり、ラウンジサウンズでスットコドッコイなデビューライブをし、そこから成長していく過程をずっと見てきた。「火曜日のギグ」はそんな光景が全部詰まった名曲。
この日、ラウンジサウンズにはお客さんが100人近くきた、平日に100人は最近じゃ稀だからとても嬉しかったけど、でも20年前はイベントに100人集まるの当たり前だった。10年前でも50人は当たり前だった気がする。
たぶんこれは福岡だけのことじゃないはず。
でもライブハウスが面白くなくなったワケじゃない。ライブハウスにはいつも大事な何かがある。その何かを求めて人が集まる場所だということは変わらない。
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