3月29日。

ライブの開演までたったの40分もがまんできずにひとりで前打ち上げに行ってしまう。


飛びこんだのはカウンター6席ほどのボロいもつ焼き屋、レアな焼き加減のかしらやはつ、どれも80円!安〜!!そしてウマ〜!!


レバーもヤバイ!でかいし、臭みがまるでないし。


大将に訊くと、ぜんぶ朝シメたものしか出してないから新鮮なんだと。これも80円!阿佐ヶ谷にいい店また見つけたわ〜。

そんなもつ焼き屋でひとり前打ち上げしながら大将からきいたいろんな話がとても良かった。大将は祭りがとにかく好きで、「担ぎ屋」として多い時は年間80本も関東各地のお祭りに呼ばれては神輿を担いでいるらしい。「担ぎ屋」なんていう言葉も初めてきいた。


このお店をはじめた理由を尋ねると、障がいをもって生まれた息子の将来のため親子で働ける場所を作ろうと思い脱サラしてはじめたのが、この小さなもつ焼き屋らしい。しかし、息子の高校卒業を前に離婚してしまい、けっきょく大将ひとりで店を続けているという話も切なくてたまらなかった。


ここ、また必ず呑みに行こうと思う。


そんな良い呑み屋でひとり前打ち上げをかましたあとライブ会場に戻る。阿佐ヶ谷のギャラリー白線でひらかれた「酒井少年の鍋会」という催しはほんとに鍋を食べる会なんだけど、ただの鍋会で終わらないことは承知していた。


フライヤーには「流れ次第でアコースティックライブもあるかも」なんて書かれてたけど、乾杯のあと速攻でライブ始める酒井少年(笑)。


続けて眉村ちあきさん、トラックに乗せて歌い踊りもはや速攻でアコースティックライヴですら無くなる。


酒井少年→眉村ちあき→ボギーの順に一曲交代で次々と歌うサドンデスショー!宴会のようなユルい企画とみせかけてむしろ火花散るプレッシャーの掛け合い。こーいうのがいちばんライブを感じれて面白いのだ。


ボギーが歌ったのは「なべ」「手負いの獣」「ERIMO岬」「ミュージシャンのうた」「贈る言葉」。


おれが話してるときチラリと横をみると眉村さんは感極まって号泣していた。子供みてーな顔で。


眉村さんとはまたいつかどこかで会う日が来る気がしてならない。どこか似てるとこある気がしたんだ。引き合わせてくれた酒井少年よありがとう。


ライブ後も鍋を食べながらそのまま打ち上げ。ビンゴ大会やボギーのうまい棒食い当て大会、眉村ちあきとハンカチ落とし、さらに眉村さんと酒井少年の即興ブルースセッションとお楽しみ会みたいな夜は更け、最終的におれはまたもや終電を逃す。