1月6日。
新年早々どえらい盛り上がった「ラウンジサウンズニューイヤーカーニバル」、写真家ちひろさんの写真と共に振り返るレポ!
まずはボギーのオープニングトーク。3曲弾き語りをしたあと出演者たちを呼んでゆるくスタート。
今年のラウンジサウンズ最初のステージはイフマサカさんから。身が引き締まるような、この日にふさわしい音。ゾゾ社長から100万なんかもらいたくない!と発したときだけ声がすこし荒げてて、それも良かった。今年もよろしくお願いします。
迷いクジラ、イズミくんのベースが加わってさらに良くなってた。昔のドロッとした感じも好きだったけど、突き抜けた感じする。これからもっとポップになっていきそう。そして人気出そう。そうなって欲しい。
のーの、すごい良い顔で歌ってたなぁ。アイドルのていを取りつつ歌詞がすごい毒気なんだけど、実はとても前向きなメッセージが伝わってきて感動する。あといつも思うけど振り付けがめちゃ最高!
ショッピングキング、瀬下夫妻はめちゃキュートだ。憧れる。このユニットも遊びでやってる感ありつつちゃんとクオリティ高い!ギターはフェイクだし、音はすべてラジカセから出てるのもチープでポップ!
東京30人弾き語りにも何度も出てもらってるムスキ・アルバボ・リー。謎の言語とプログレッシブな楽曲を弾き語りで聴かせる変人。個人的にはエレキよりアコギのときのほうが彼の変人具合が際立つから好きなんだけど。
肉食パルチザンは毎回SMショーとのコラボが最高にドキドキするんだけど、今回はまりん女王様が遅刻してしまい、M嬢さん放置プレイで違う意味のドキドキもあった。途中まりん女王様が現れてからのめくるめくSM世界は圧巻!お正月から濃いね(笑)。
あぁちゅ、SMショーの直後にアイドル全開のステージ!林まゆの「どろぼうねこ」のカバーも。あぁちゅ、なんだかセクシーになったなぁ。
広島から七瀬カオリ、この人ほんと最高!アイドル、アニソン、懐メロ、なんでも来いですごい数の衣装に早着替えしながらお客さんどんどん巻き込んでいく歌謡ショー!
サブステージの帝王カシミールナポレオンK、昨年のラウンジサウンズで挑戦したネタを振り返る。ビートルズのカバー、ライディーンのカバー、最高!
この日いちばんのエモーションで会場を揺さぶったthe camps!一曲目からめちゃくちゃ熱い演奏だったけど、最後の「夢はまぼろし」で安増がギターを置いて恍惚の表情でゆらゆら踊りながら歌う姿は美しいと思った。涙出てきた。
漢方先生、ボガンボスの「泥んこ道を二人で」を。この日のハッピーな空気にめちゃくちゃぴったりでたまらんカバーやった!
自然な流れでどんどん盛り上がってきたとこで地球屋バンドの登場。太鼓のリズムが鼓舞させ、天女の祈りのような歌声が重なる。空気が純化して神様が降りてきた感じ。
地球屋バンドの和とアフリカが融合したリズムから続いてザ・ガーデナーズのアイリッシュ!踊りは止まらない、止まらせない流れ。
もうすでに足腰ガクガクだけど楽しいんだから踊らにゃ損!めちゃくちゃハッピーな時間!
さらにザ・ボットンズでトドメを刺しにいく。容赦ナシ!ステージ前は天と地がひっくり返るほどの盛り上がりだ。
ボットンズで踊り倒して最前線も脱落者続出!一旦バーカウンターに避難しビールで水分補給だ。しかし次はポカムス!「工事の神様」あたりからぐんぐん来てまたゾンビのようにフロアに降りていき踊りだす。おれはこのあたりから記憶がおぼろげ。
ここでやっと休憩タイムだ。ボギーが25歳のときに作った映画「博多ゾンビ」と「雁ノ巣チェーンソー」の上映。あまりのしょうもなさにもれ溢れる失笑…そして脱力感。まさに完璧な休憩タイムだった(笑)。
オクムラユウスケはバンド編成、ものすごいエネルギーを放出していた。次が出番の俺はかなり酔っ払った頭でその光景を見つめていた。
トリはボギーチャン。俺はギターのシールドをダイレクトにアンプに刺し、ボリュームを全部12時の方向にあげた。それだけ。ドラムのチャンさんには何の曲をやるかまるで教えていない。これは今年からやるのをやめた「新春即興祭」の代わりだった。
更に漢方&パトラを呼んで「カーニバル」!!
ラウンジサウンズニューイヤーカーニバル、新年一発目にやったのは大正解だったなと思う。年末にやるより遥かに意義を感じた。音楽による禊ぎのようで身が引き締まる思い。今年もがんばろう!
ラウンジサウンズカーニバルの打ち上げに来てたお客さん(24歳の女子)が話してくれた「あんなふうに若い人もおじさんおばさんもみんなが子供みたいに楽しんでるライブは初めてでびっくりしました」って言葉が、一晩たってじんわり嬉しい。
そーだよなー、あの自由すぎる感じ、初めて見たら驚くよな。
ヨコチンレーベル始めて22年間、ずっと一貫してるのは子供も年寄りも関係なくどんな世代も疎外せずその輪にピョンと飛び込める場所を作りたいという思い。
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